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HP、ブログ、そしてSNSへ|2020.02.13

15年ほど前、初めてのHPを開設した。理由は至極簡単。WEBマスターになりたかった。当時、HPの管理者のことをそう呼んでいた。プロフィールページには自分のことをWEBマスターとして紹介した。自称マスター。究極の自己満足。
それから10年。ゼロからHPを作るのではなく、簡単に記事を書けるブログが流行り始めた。独自でHPを運用していると記事を書くのも一苦労。それがブログだとまさに文章を書くだけで良くなった。そんな俺はというと
「ブログぅ!?そんなもんHPじゃねーわい!」(確かにHPではない)
なんて思って、ずっと独自でHTMLをしこしこ書いていた。HTMLを書けると何でもできる。どんなデザインだって自由自在。それは逆に自由度が高すぎて何もできないのと同じなのではないだろうか?ふとそんな風に思い、泣く泣くブログに移行した。そう俺はデザインがしたいんじゃなくて、文章を書きたかったんだよ。
それから数年経ってSNSの登場だ。まずは定番中の定番mixiを開始。もはやブログとの差別化ができない。ブログに書いたことをそのままmixiに転記したりしていた。これってなんか意味あるのか?
さらに、FaceBookやTwitterの登場だ。特にFaceBook。ブログなんてなくてもここですべてが完結してしまう。
ブログに書く意味ってなんなんだろう?
脳裏をよぎる。そしていまだに解決していない。昔みたいに、好きな文章を書く人をネットで見つけたら過去の記事を読んだりなんてこともない。おそらくない。FaceBookで知りあいになって、その人の昔の発言を何年にも渡って遡ったりはしないだろう?HPやブログなら、まさに初投稿まで遡り、その起源まで知りたくなったものだ。
言葉は吟味せずにネットに投稿され、1日も継続せずに消えていく。投稿の信ぴょう性を確認することなく拡散され、少しでも世間とずれれば一斉に叩かれる。一文字が履いて捨てるように扱われている。そんな気さえする。

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