![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84700485/rectangle_large_type_2_76db955489a70916f8d6c44e8a4c6547.jpg?width=1200)
2002年5月19日(日曜日)
外泊2日目。躰の調子は悪くはない。自分の部屋である。他に誰もいない自分の部屋である。時計はすでに10時半を迎えようとしている。違和感。普通の日常はこんなだっただろうか?昼になるまでだらだらと悩んでいた。このままでいいのだろうか?このままがいいのだろうか?
昼食後はひたすらに歩いた。どこをどう歩いたのかは覚えていない。久しぶりに歩いたあの感覚とは違う。脅迫されているかのような感覚。前進しなければならない。それが生きるということなのだろう。実に面倒臭い。
夕方、帰宅すると俺の躰は完全に冷えていた。部屋も同じくらいに冷えている。明日は朝から病院へと戻る。あの空間へと戻る。何気に楽しみでもある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?