自分だけの休日
きょうは人生ではじめてカーテンを洗ってみた。レースカーテンもあわせて2組だから、全部で8枚。それに加えて、着る毛布も1枚洗った。
レースカーテンと着る毛布一緒に洗ったら、レースカーテンに青い繊維がいっぱいついた。干したあと掃除機で吸う羽目になった。さいあく。
カーテンの引っ掛けるプラスチックのやつが、一個折れた。外してから洗うものだったのか。旦那が帰ってきたらアロンアルファしてもらおう。それまでゆっくりおやすみ、今まで毎日カーテンに引っかかってたプラスチックさん。
洗濯して干してを4回繰り返して、やっと14時半。自分だけの休日はまだまだ時間がある。
となると、やりたいことを明るいうちにやってしまおう。まずは筆を洗う。硬すぎるからお湯につけてほぐす。爪に墨の塊が入り込むが、なかなか手強くてほぐしてつけ置きしてで1時間かかった。
やっと始められた。部屋に墨のかおりが広がる。
そういえば今日言葉を発してなかったので、お手本を読み上げてみる。4字課題は五月節句、6字課題は歳月不待人だった。条幅をみたら、こっちも月が入ってる。ほんと月ばっかりで嫌になった。最後にひらがな書いて終了。1時間集中できた。
そしてまた筆を洗う。もう少しほぐすためにまたつけ置きした。
新しい筆はあるけど、いつ変えるか踏ん切りがつかない。今の筆は時間はかかるけどほぐせば十分使える。6年も一緒に過ごしてきた大事な相棒だ。私の20代がつまってる。
どちらかと言うとすぐに新しいものに飛び付き そしてすぐ飽きるのに、習字だけは続いてる。道具も大事にしてる。
服なんて取っ替え引っ替え買いまくって1回も着ないまま眠ってるし、食べ物もお土産も直感ですぐ買うくせに結局食べないし使わない。この差は何。
自分の中で無意識な順位付けがあるのかな。
それとも、子供の頃からの習慣っていうのは大人になっても残ってるから辞め時がわからないのかもしれない。習い事にゴールはない。好きであればこそ、どんどん沼にはまっていく。
それか、ただのプライド。
誰にも介入させない自分だけの世界を持ちたいとか、他人より秀でた自信を得たいとか、外見からは判断できない内面部分・技術を磨き続けることに対しての努力を認めてほしいとか。もはや自己満足か?
けどわたしが生きるための原動力になるなら、絶対辞めない。たとえ不恰好でも、やりたいことは意地でも続けてやる。