見出し画像

「みんな、がんばった」でいいじゃないか!

久しぶりにテレビをつけると、偶然『全日本フィギュア選手権2021男子フリー』を生中継していました。北京オリンピックの代表選考を兼ねているとのことで、かなりの盛り上がり。

前々日のショートプログラム下位の選手から登場することになるのですが、名前を知らなくてもすごいテクニックを持つ選手がいて、「新しい選手が続々と力をつけてきているな~」と感心しながら、しばしテレビの前にくぎ付けに。

それでも、やはり3人の力は突出しており、結果は、ショートプログラムの順番通りに、羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真の3選手が金銀銅メダルを獲得。それぞれが高難度のプログラムに果敢にチャレンジし、自己ベストや今シーズンベストを更新。北京オリンピック代表もその3人に決まりました。

「みんな、すごかったなー」と感動していたのですが・・・しばらくして一気に興醒めすることに。

確かに羽生選手の演技は素晴らしかったのですが、その後は羽生一色。中継が終わり、その後の情報番組に移っても、羽生、羽生。全く専門外のコメンテーターも口を揃えて「羽生はすごい」「素晴らしい」「感動した」「ありがとう」「怪我を乗り越えてよく頑張った」それらのコメントを聞けば聞くほど、どんどん白けてしまいました。

「宇野も怪我を乗り越えたんだぞ!」
「鍵山はまだ18歳なのによく頑張った!」
「オリンピック出場を逃した選手の中にも
素晴らしい演技をした人はたくさんいた!」

そんなことを考えていたら、だんだんと腹が立ってきて、つい声に出してブツブツ・・・テレビの置いてある居間の雰囲気がめちゃくちゃ悪くなりました。

そうなんですよ。それなら観なければいいだけなんです(笑)「ハッ」と気がついて、タブレットとスマホを手に持ち、すごすごと自分の部屋にこもりました。

あえて言っときますが、私は『アンチ羽生』ではありませんよ。念のため。
今回は中年男のひとり言。お粗末さまでした(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?