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オリンピックは誰のため!?

北京オリンピックも明日で閉会式。あっという間でしたね。オリンピックの話題を何度か取り上げたりして、それなりに楽しませてもらいました。でもドーピング疑惑に関しては、もし報じられていることが事実であるとするならば、「誰のため何のためのオリンピックなのか」といった疑問がどうしても湧き上がってきます。

しかも渦中にある女子フィギュアスケート競技は、選手の低年齢化も問題に。私は、前回金メダルを採った、当時まだ15歳だったザギトワ選手が、今年もきっと活躍するのだろうと思っていたら、既に第一線から退いてしまったとのこと。今大会で金メダルの大本命といわれたワリエワ選手も同じ15歳。高得点の出やすい高難度のスピンやジャンプをやりやすくするために、身体の成長を人工的に止めるているとの噂もあります。科学的なトレーニングや体調管理とは別次元の話で、仮に本人が望んでいたとしても、決して許されない領域に踏み込んでしまっていると思えてなりません。

平和の祭典であるはずのオリンピックがなぜここまで過熱するのか。多額のお金が飛び交う開催地の誘致合戦や少女の成長を止めてまでも展開されるメダル獲得競争。その背景には私はやはり国家間の競争意識があるのだと思っています。

本来の『アスリートファースト』の大会にするための提案として、国を代表する予選のあり方を見直して、個人でのエントリーを基本としたらどうでしょう。既に各競技にはワールドカップや世界選手権などの世界大会も存在するので、それに集中してもいいのでしょうし、そこまで競技団体が育っていない場合は、個人エントリーを基本としたオリンピックの舞台を活用する。オリンピック自体を思い切って止めてしまうという選択もありかもしれません。

こんな話をすると「オリンピックを目標にしている選手たちの気持ちはどうする?かわいそうだ!」と批判を受けそうですが、その肝心の選手たちよりも別なものが優先される大会であるならば、選手たちのために見直すべきだと思います。オリンピックの政治利用は認められないとされつつも、誰もそうは受け取っていません。商業利用についてもしかり。経済効果に関しても初期段階の見込み経費を低く抑えることで偽装されているとの疑いもあります。今回の一連の問題を見るだけでなく、誰のための何のためのオリンピックなのか、真剣に検討する時期を迎えているようです。

今日はnoteを始めて101日目、新たな一歩を踏み出しました。そんな日にネガティブな話題?いえいえ、どうしても気になる問題は、どんどん斬っていきますよ。これからもお楽しみに!

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