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春を待つ阿蘇を訪れて

免許取り立ての息子が帰省したので、運転の練習がてら阿蘇までドライブしてきました。

その息子のリクエストにより、まずは、あか牛丼で人気の『いまきん食堂』へ。11時の開店直後にも関わらず、すでに若者を中心にものすごい行列。平日とはいえ春休みなんですねー、ちょっと甘く見てました。

とりあえず順番待ちの用紙に名前を書いて、『いまきんさん』の隣の洒落たお店でビーツのスムージーを。とても新鮮で自然な味わい。くつろげる空間で1時間の待ち時間も全く気になることなく、念願のあか牛丼をいただくことに。もちろん文句なしに美味しかったです。

そして阿蘇神社へ。熊本地震からの復旧もかなり進んでいます。日本三大楼門の一つで、国の重要文化財に指定されている楼門の、2023年12月末の完全復旧が待ち遠しいところ。門前町商店街の賑わいも、まん防が明け、桜のつぼみも膨らみ、これからが本番。阿蘇神社が復興するにつれ、この門前町が阿蘇観光の中核として牽引してくれることでしょう。

そして大観峰へ。しばらくの間、阿蘇や九重を一望できる、360度のパノラマを満喫。何度訪れても変わらない感動です。その後は、やまなみハイウェイやミルクロードを走りました。ドライブには絶好のルート。もちろん本人は運転に必死で景色を楽しむ余裕はなかったようですが(笑)

私は今日は運転から解放され、十分に阿蘇の景観を楽しめました。ただ、現在も噴火警戒レベル2で、火口周辺規制は継続中。ところどころに、外輪山や阿蘇五岳には爪痕のような地滑りの跡が生々しく残されており、熊本地震の復旧工事もまだ途中のところさえあります。阿蘇地域は、熊本地震だけでなく、度重なる集中豪雨や噴火に見舞われてきました。常に自然災害と背中合わせ、自然との共存が求められる地域です。

ミルクロードの両側には野焼きの跡が一面に広がっていました。焦げた黒い大地から、もうすぐ新芽が吹き出してくる頃です。訪れるたびにその表情を変えて迎えてくれる阿蘇、次は、どんな季節を楽しみましょうか。

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