見失ってしまった座標
どうも、今年ラスト月突入
いなたしんのすけです。
だいぶ肌寒くなってきましたね。
それに負けじと今宵のnote,も暑苦しくやってまいります。
では、本編スタート☞
怒涛の昨期が終わり、12月心機一転始まった。
12月イベント毎が多かった。
北京への研修と表彰式などなど。
11月までやってきたことが社内的に評価されるのは、うれしいことではある。
しかし、目標を達成したおかげで、次なる目標を失っていた。
それに加えて、ライバルと切磋琢磨していたのだが、昨季同社で争っていた同期の女の子が翌年退職するというような事実を知ってしまったのだ。
一緒に切磋琢磨できる仲間や営業に対するモチベーションが無くなってしまったのは、自分の中ですごく寂しくむなしいものだった。
本来であれば、目標を達成すると次なる目標が生まれるのは必然の話かもしれない。自分としては起業をしたいという思いのもと、1年目は重要になるだろうと思った。キャリアを傷つけないように成果を出すことを意識しすぎた。
2年目以降の目標もろくに考えておらず、意気消沈した。
そんな調子ではできることもできなくなり、全く機能しなくなっていた。
言い訳がましく、12月はそんな調子で終わってしまった。
「僕はこの会社で何がしたいんだろう?どうなりたいんだろう?」
会社軸での考え方を見失ってしまった。起業したいと思っていても、明確にアイディアもあるわけではない。
冬の長期休暇を経て、1月を迎えて次は新たな年を迎えた。
心機一転するわけでもなく、自分の心境はさほど変わっていなかった。
このころから会社の愚痴が少しずつ多くなり、負の要素が強くなりだしていたと実感する。
いつもなら『前向きにできることをやろう!軌道修正しよう!』と前のめりに粗削りながらもやっていた。
それができず、そのままの調子でスタートした。
1月からはエリアを変えて、福島県を担当した。今回は初めて東北支社と連携して媒体営業を実施した。
しかし
全く、売れなかった。
売れなかった要因は広告出稿をした際の勝算を数字として明確にお伝え出来なかったことである。
担当した媒体は半ばあきらめてしまっていた。福島担当者はかなり厳しく救済の一環で営業に入ったのに、役目をなせていなかった。
このままではやばいと思い、取引がある方々へWeb媒体や専門誌などの営業をかけることにしたのだ。
しかし
「前回実施した内容があまり良くないので、今回の件は大丈夫」
「広告はもういいかな~」
そのようなことを言われることが多々であった。
その時に提案して受注できたの1件あったかな?くらいだった。
この出来事を通して僕は思った。
「社内の評価は獲得できたが、社外の評価が獲得できていない」
そんなことを思うようになり、自分が納得いくもの且つお客さんが求めていることをしなければと考えるようになった。
この頃から2~4時の間に寝て、7時に起きるというサイクルを繰り返していた。それも、とりつかれたように自分で企画したものをお客さんに提供しようと思い、勝手に考えていたのだ。
既存のお客さんに言われていたことや何がしたいかを聞きながら、それぞれのお客さんに合わせて内容を考えた。
役員の方にも協力を仰ぎ、実施を試みようと思ったが、そんなにうまくいくものではなかった。役員の方に企画をしたものを提案したが話だけ聞いてもらって終わりになってしまったのだ。
要は、大した企画じゃないから会社として実施が出来ないという話だとも思う。結局、自分にはまだビジネスをやる資格がないという状況だったのだろう。この時に、自分の無力さを実感した。
割いた時間を無駄にしてしまい、肝心の営業数字も最悪だった。
12月・1月と単月毎の営業数字で言えば、全社内で最下層クラスである。
ということは今期は最下位争いの仲間入りをしてしまっている状況である。
このことからも自己肯定感はかなり低くなり、言い訳や愚痴ばかりこぼすようになっていった。
2月も同じようにしんどい状況だった。
「もうこの会社を去ろうかな、1年目で結果も出せたし、もういいだろう。しかし、やめた後は何をしようか?やめてから考えようかな・・・」
そんなことが毎日毎日頭の中でぐるぐるしていた。
当時の自分の無力感を痛感、負のオーラは日に日に拡大するばかりで、「いなたくん体調大丈夫?元気?」と聞かれることが多かった。
心ここにあらずという感じだったのだろう。セミの抜け殻と一緒である。
一番仲良かった男性上司が助け舟を出してくれたのだ。
2月末頃のことである。2人で飲みに行く機会を作ってくださったのだ。
それがきっかけで少しずつ前向きに変わるきっかけとなった。
12月~2月までの暗い暗いトンネルの中からようやく光が見えるのか、さてどうなる?
つづく・・・
12月以降はマイナスの要素が強い心機一転の仕方をしてしまった。
充実の意図をたどっていた11月までの自分とはまるで違う状況になった。
それも結局、自分の詰めの甘さと俯瞰して考えることが欠如してしまっていたのだろう。
自分を保つための言い訳をしていたが、それでも保てず、自己肯定感は下がり、その状態で余計愚痴や言い訳をこぼしまくる。そうなってしまえば、自然と負のオーラをまとってしまい、人は寄り付かないだろう。
対照的な年のスタートだった。
次回は上司との飲み会からその後の変化を描きます。
今週は2話掲載!
乞うご期待(^^)/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?