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交渉アナリスト補を取得しました

以前、交渉アナリスト2級を取得したのですが、オンデマンド講座だけでは実際の場面をイメージできないこともあり、実践形式の交渉アナリスト補を受験しました。
2日間の中でどのような学びがあったのかを簡単にまとめていきます。

過去の記事はこちら>

カリキュラムは公式ページに詳細が載っています。どんな事例で実際の交渉をロールプレイするのかがわかるので、受験する方は事前にイメージがしやすいです。

1日目:1対1の交渉

もともと、交渉ごとが苦手な私。。案の定、消極的になってしまいました。
そして事前に資料をみて、相手も金額交渉の場にいることも前提になっているのに、最初の提示金額で早速アンカリングにかかってしまいました。

最初の提示金額を相手にさせてしまったために、「え、〇〇円しか出せないだって。むむ、えーとこの条件を提示して」とやっていくうちに、最初の提示金額がすべての中心になって話が進み、値下げ交渉にすんなり合意してしまいました。

ここで、受験してよかったと思ったことが、他のところはどういう交渉だったのかがわかることです。
自分が行った交渉がどこが悪くて、相手にはそんな条件があったのかと気付かされることが多かったです。

私は最初、売る側の役だったのですが、周りは有利に進めている人もいて、流れで全然違う妥結点になるんあなぁと非常に感心しました。
普段結果がよかったか悪かったか振り返りづらい交渉事を、客観的に評価できるだけでも受験してよかったと感じました。

2日目:みんなでプレゼン

とあるショッピングモールで3社コンペになったという設定で、企画〜プレゼンまで行うというワークショップを行いました。
最初に色々条件を出され、課題をどう解決するか企画し、モール側にも価値交換としてお願いしたい事項を出すというものです。

ここで失敗したなぁというのが、、交渉としてのプレゼンという点が薄れていって、どうプレゼンを展開していけば他社よりよくなるかという点ばかりに気が行ってしまったことです。

交渉アナリスト2級でもそうでしたが、すんなり合意するより、私はこれをやるからあなたは代わりにこれをやってといったほうが、よりよい交渉だったと納得してもらえる
いままでやってきたプレゼンはどうしても自社がこれやってあれやって、こんなに素晴らしい体験やサービスが実現しますよということだけを伝えてきましたが、プレゼンも交渉と考えると、ちょっと変わってくるのだなと思いました。

プレゼンを受ける側にも企画を実現する・成功させるためにどんなことをして貰う必要があるのか、そういったことを提示することで現実味が増し納得感があるものになるのです。
実際に他の班のプレゼンで各施策に対して、どんなことをしなきゃいけないのかを提示されたときに、なるほどなと納得しました。
ショッピングモールの立場として説明を聞いていて、確かに自分たちもやらなきゃいけないんだという当事者意識が芽生えたことを感じしました。

まとめ

2日間みっちりと実戦形式で交渉のロールプレイをしてみましたが、受験してよかったと思います。

本を読んで学習してわかった気になるより、実際に試してみて自分が足りてない点を実感することが多々ありました。
他の人の状況も見られることや普段自分がやらない交渉の立場に立つことも、あー普段相手はこんな感じで考えているんだなと実務にも役立ちます。
体験してみるということが、やはり一番理解が深まることだと2日間通して身にしみました。

ぜひ交渉現場にたつ方、それ以外の普段の交渉にも考えさせられるいい機会になると思いますので、気になった方はぜひ交渉アナリスト補を受験してみてはいかがでしょうか。


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