愛ならば知っている
そいつはいつもすぐ側にいた。近すぎて自分自身と同一視してしまうくらい。いつも自分のすぐ隣にある一つの不完全な存在を認めることは、愛への歩みの第一歩目である。
私には今経験している「自己」という存り方とは異なった、より高次的な存在の形式について、経験に先立つ知識がある。
私はこの不完全な「自己」という経験を否定することなく、その延長線上により本質的な存在をみることを望んでいる。
私はまだ愛について知り始めたばかりだが、それが向かう先は判っている。愛とはより調和した存在へと向かう欲求である。
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