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間取りの考え方

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アラフォー女性建築士が家の間取りを考えるときどうやって考えているか、間取りを作る条件から完成間取りまで書いた記事をまとめています。
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2023年10月の記事一覧

間取りの考え方~ゆったり3LDK+ヌック和室の家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 最近パソコンデータ整理もかねて間取りのデーターを整理中なのですが、 以前に書いた記事の間取りと同じ敷地で書いた間取りがでてきたので今週はその間取りについて書きたいと思います。 以前書いた記事の間取りがこちら↓です。 販売用に普通の間取りを書いていると変わった間取りを書いてと言われるのですが、その変わった間取りがこちらの記事に書いた間取りです。 そして今回ご紹介する間取りがスタンダードプランとして書

間取りの考え方〜どうにもならない時もある〜お客様間取り

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 今週は先日お打ち合わせしたお客様の間取りでどうにもならなかった事があるので記事にできればと思います。 以前にも間口の狭い狭小住宅の3階建の間取りについて書きました。 今回はここでも出てきたアスペクト比(塔状比)や構造に関する話から 「敷地条件が悪いと思いの外、建物に余分なコストがかかる」というお話です。 お客様の要望と敷地条件敷地条件 間口3.64m奥行き約17mほどの細長い敷地です。 今回の

間取の考え方~『分けて』暮らしやすい家~納まり編~

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 今週は先週の予告通り現在mugu 水色荘図案店さんとコラボ企画中の記事の続きを書いていこうと思います。 前回までの流れはこちらのまとめからどうぞ。 少し内容としてはマニアックになってしまったのですが、同業者の方は一つの意見として温かく見守っていただき、その他の方は一応建築の仕事ちゃんとしてるやん!ぐらいに見ていただけたらありがたいです(笑) mugu 水色荘図案店さんからの提案と回答インテリア編①で

間取の考え方~コラボ企画第二弾まとめ『分けて』暮らしやすい家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。 主に関西で住宅を設計しています。 前回のナミ構造設計さんとのコラボ記事に引き続き先週から第二弾がスタートしました。 第一弾はこちらにまとめています。 第二弾はmugu 水色荘図案店さんとです。 コラボに合わせて私から見たmugu 水色荘図案店さんをご紹介します。 同世代女性建築士 mugu 水色荘図案店 さんちょうど同じ時期にnoteを始められたのと同じ女性建築士さんという事で相互フォローしていました。 ちなみに第一弾のナミ構造