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歌語─うたかた─

水面に浮く泡のようにぽつぽつと脈絡なく思い付いたまま歌にまつわることを語るコーナー、題して『歌語─うたかた─』。

と言うわけで、今回のテーマは……

ファンとアーティストエピソード

ファンとアーティスト、切っても切れない……事もないですが、聞いた中でとりわけ好きなエピソードを2つ、書いていきたいと思います。

『Hysteric Moon/Janne Da Arc』

私、Janner(ジャンナー(またはマドモ(マドモアゼル)、ビーナス)/Janne Da Arc(デビュー後)のファンを指す。ちなみにデビュー前からのファンはDaArcer(ダルカー)またはおきゃん(おきゃんてぃー)……らしい←)なので手前味噌感すごいですけど、『Hysteric Moon』は、ヴォーカルのyasu(敬称略)が、ストーカー化してしまったファンから実際に送られたファンレターを元に歌詞の8割程作ったと言われている曲です。
本人怖かったり嫌な思いだったりしたと思うんですけど、「僕は曲作ってほぼ並べただけ、俺達のファンの才能に嫉妬する」などと言いながらこの歌うたってるのすごいな、ただじゃ起きねぇな、そこにシビれる憧れるぅ↑↑って思ってます。
ファンレターを元にして書かれた歌詞だとAcid Black Cherry名義にはなりますが、『冬の幻』(最愛の恋人を亡くしたファンからの手紙から着想)も有名どころではあるんですけど、エピソードの強さではHysteric Moonの方が好きです。
優しくてロマンチストなところもyasuの魅力ではあるけど、罪を憎んで人を憎まずと言うか、私の推し強ェェエエェエェ!!!!!って思えて大好きなエピソードです。

『ヒトリノ夜/ポルノグラフィティ』

※いつかの笑っていいとも!(バラエティー番組)でご本人たちが話してたエピソードなので、世代によっては色々とピンとこないかもしれませんが、その空気感も含めて楽しんでいただけたら幸いに思います。

私はデビューしてからのポルノグラフィティを『あー、好き好き!』ってくらいに浅ーく聴いている層の人なので、ヒトリノ夜ってインディーズから歌われてる事はこの話聞くまで知らなかった(デビュー後にシングルカットしてアニメ主題歌に起用されていたので、結構売れた)んですけど、周年記念ライブをするにあたり、ファンに“ライブで歌って欲しい曲”を募集したらしいんですね。
そしたら「インディーズ時代のヒトリノ夜聴きたい!」って声が上がって、でももうシングル版を歌い倒してインディーズ版ってものが本人達の中でもうあやふやだし、インディーズ時代の音源や映像が手元になく、どうしようかと行き詰まって悩んでた時に、「俺達のファンが違法アップロードしない訳がない!」と某掲示板の中を捜索。

違法アップロードは犯罪じゃが、まだネット社会が整備されきってない頃は、“掲示板”という場所にCD音源やライブ音源、動画や拾い画と言われる著作権無視イラスト(壁紙やデコメ素材)がゴロゴロあがっていたのじゃよ……

インターネット老人会

無事(?)発見して、「あー!こんなんだった!」と二人(当初は三人だったのにこの時点で二人だったのもなんか感慨深い)で聴きながら合わせて本番仕上げて大盛況だった話割と好きなんですよね。
いや、悪いんですよ。やってることは。褒められた事じゃないんですよ。わかってます。
でも、なんか死なずに済んだ感?九死に一生スペシャル?みたいな感じあって、なんか好きなんですよね、この話。

注:違法アップロードは犯罪です。

※当たり前です。

……とまあ、こんな感じでたまーに好きな音楽とか好きな歌詞とか、気になってることとか、そういう話を気が向いた時にダラダラ書いてみたいと思います。



と言うわけで、また次回。(あれば)

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