好きな映画(緒方美月)

こんにちは!緒方美月です。

去年くらいからFilmarksを使い始めました。
自分の映画の感想やレートなどが一目で分かるので便利~
もっとこまめに使っていきたいと思いつつ、思い立った時に最近見た映画を一気にFilmarksに登録しているので、これからはもっとフレッシュな状態で感想を登録できるようにしたいな。見たその日にすぐ登録できるよう、頑張ります。

というわけで、今回はFilmarksで私が星4.1以上を付けている、好きな映画を4本紹介します。
たまにはこういうレビュー系のnoteも書いてみようということで!そして、私の人となりがちょっとでも見えてくるといいなということで!早速紹介していきますよ~

【ジェニーの記憶(2018) ★4.5】
最も★が高い4.5を獲得したのは『ジェニーの記憶』という米国の映画です。題材、俳優の演技、映画としての見せ方すべて素晴らしい作品です。
物語は、主人公のジェニー(48歳)の母が、ジェニーが13歳の時に書いた作文を発掘してきたところから始まります。13歳の頃、大人の素敵な男性と甘い恋をしたと思い込んできたジェニーが、自分が大人になってから現実を突きつけられ、「あれは大人から子供への性加害ではなかったのか?」と気づいていくストーリーです。
その見せ方も非常に良いのよ……現実を一気に突きつけられる仕掛けがあり、とても悲しくてやるせない気持ちになります。
それでいて映像は美しく、描写される感情は非常にリアルで鋭く心に刺さってきます。
性加害やグルーミングについて知りたいという方はこの映画を観るといいと思います。
とても教育的な価値の高い、そして映画としても面白い素晴らしい作品です。

【燃ゆる女の肖像(2019) ★4.2】
こちらは力強くロマンティックな同性愛を描くフランス映画です。
音楽も映像美もストーリーも楽しめる作品。過剰な演出や表情の演技、説明的なセリフが無いのに美しく完成されているところも好き。好きなフランス映画は?と聞かれたら迷わず『燃ゆる女の肖像』と答えます。女性同士の同性愛を扱った作品でありながら、女性の友情・連帯も内包して描かれているところにも好感が持てます。
そして何より映像美が素晴らしい!美しい絵画や海、祭り、立派なお屋敷や洞窟など数えきれないほど「絵がいい」シーンがあります。私が特に好きなのは祭りの夜の映像と音楽の調和、そして喫煙シーンの絵力。本当に美しい作品なので、ぜひ観ていただきたい作品です。

【母なる証明(2009) ★4.2】
映画『パラサイト』でおなじみ、ポン・ジュノ監督の作品です。知的障害の息子が、とあることから殺人事件の犯人に仕立て上げられそうになってしまい、障害によって論理的にうまく裁判で反論できない息子の代わりに文字通り死に物狂いで奔走し無実を勝ち取ろうとする母親の姿が描かれています。母親の恐ろしいまでの愛、愛のためなら狂ってもいい!という姿をまるまる120分見ることができる良作です。この作品もまた音楽やダンスという要素を上手く使っていて、どんどん映画の中に没入していってしまうような感覚に陥ることができる作品です。サスペンスやミステリーが好きな方にはとてもお勧めできます!韓国映画を観たことが無い方でも観やすい作品だと思うのでぜひ見てみてください。

【パーマネント野ばら ★4.1】
ここで初めての邦画の紹介です!『パーマネント野ばら』は漫画家・西原理恵子の同名漫画作品が原作の映画です。恐らく、高校時代の私が一番好きだった映画かもしれない。主人公のなおこが持つ「ゆがみ」「空虚さ」みたいなものを、登場人物や町全体が支えてくれているような様子がとても好きです。登場人物それぞれが皆悪いところがあって、というか悪いところばかりなんだけどそれが妙に生き生きして見えるというか、美しさですらあるというか。
あと私、単純に小池栄子さんが女優として大好きなんだけど、この映画でも小池栄子が名脇役として登場しています。「ここいらの女はみんな狂うちゅー」という小池さんのセリフがあるんだけど、そうだよね、皆狂っててもいいよね、生きてるんだもの、という気持ちになったりします。おすすめな映画!

というわけで、今回は私の好きな映画を4本紹介しました。みんなのお気に入りも今度こっそり教えてください。今回はおしまい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?