引き返せない(黒川優)

黒川です。
演劇に関する題目でブログを書いて下さいと言われているのに、守れませんでした。

先日Amazonで買い物した際、気付かぬうちにプライム会員契約してしまいました。どこの画面でそうなったのか、分からない…。悔しい、悔しすぎる、こうなったからにはアマプラで映画やドラマをとことん観るぞと心に決めました。

ところが、一作も観ることなく1ヶ月が過ぎてしまい、引き返せなくなってしまい更に1ヶ月契約しました。

そうして観た作品は『안나 (ANNA)』という韓国ドラマです。

主人公ユミは、両親を悲しませないために、嘘をつきたことがきっかけでそこから嘘に嘘を重ね、自分の人生を放棄し『アンナ』という名の誰もが羨む女性を演じていくことになります。学歴から家柄、全て嘘で包み、アンナとして生きていくことになったユミの苦悩と欲望を描いた作品です。

不思議だなあと思ったのは、ユミがアンナとして訴えかける言葉や感情に心が揺さぶられる瞬間はないのに、ユミとして見せる涙や苦悩には同情し心が揺さぶられました。

嘘がつけない人は演技が苦手だと言われていますが、演技と嘘は別次元の行いなんじゃないかな、と思いました。

上手くみせることに焦点を当ててしまうと嘘と演技が紙一重になってしまいます。
もし、芝居の中で本物の感情を生み出すことが出来たらそれは嘘をつくこととは別の行為ではないでしょうか。

難しくなってまいりました、
今回はこの辺でっ

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