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JRAの大荒れG1を振り返る最終回

こんにちは。JRAのG1レースで1番人気が宇宙の彼方まで吹っ飛び、2桁人気がけろっとゴール板を先頭で駆け抜けた、そんな大荒れレースを西洋占星術の視点から振り返ってみようという本企画。5回目の今回で一区切りつけさせていただきます。

JRAのG1で単勝の最高配当が出たレースは第14回エリザベス女王杯です。
1着サンドピアリス、20頭立ての最低人気で単勝430.6倍付きました。
100円買ったら43000円になるというやつですね。

このエリザベス女王杯のレースチャートにつきましては「JRAの大荒れG1を振り返るその2」で考察しておりますので、ご興味のある方はそちらの方を是非ご覧いただきたく思います。今回取り上げるレースは単勝ランキング2位、16頭立ての最低人気コパノリッキーの勝利で272.1倍付いた、2014年2月23日15時40分発走第31回フェブラリーステークスです。

東京競馬場スタートチャート

私が1番人気の星であると勝手に思っているアセンダントのロードの状態から見ていきます。1ハウスは獅子サインの支配を受けます。獅子のロードは太陽。よって太陽がアセンダントのロードという事になります。

太陽は8ハウス双魚サイン4度の位置にあります。双魚サインのロードは木星。木星は蟹サイン10度にあってイグザルテーションのディグニティを得ています。

木星は5ハウス射手サインのロードでもあります。5ハウスは競馬チャートにおいてとても重要なハウスと言われています。ここから勝ち馬の番号や馬の色、騎手の帽子の色などが出るという人もいます。

1ハウスのロード太陽はまっすぐ5ハウスのロード木星にトライン。
1番人気が馬券になる有力な暗示です。1番人気11ベルシャザールは3着に入りました。
2着はピンク枠の2番人気15ホッコータルマエ。強い木星はピンク枠を支援しますのでまず順当な結果と言えます。

さあ最低人気オレンジ枠13コパノリッキー勝利は一体チャートのどこから、そんな暗示が出てくるのか。どの宗派にも属さない、どの本にも書いてない
、古典も心理も無関係な私だけの妄言を聞いてください。

10ハウスにあるロット・オブ・フォーチュン牡牛19度52分は、7ハウス在水星水瓶19度48分とほぼ正確なクォドレイト(スクエア)。
アングルにあって存在感を表す2点が正確な凶角形成。この時点で何か起こりそうな予感が漂います。

水星は逆行しています。そしてレース当日までに土星と2度クォドレイトしています。1度目は1月25日、2度目は2月19日に。
2月23日のレース後、3度目の土星クォドレイトに向かいます。3月11日です。

射手サイン11度の月は太陽とのクォドレイト分離後、この水星とのセクスタイルに向かいます。月と水星のアスペクトはオレンジを支援。

水星と太陽は隣り合うサインにある為、アスペクトはありません。しかし月が2星を中継するように結びつける動きをします。これを占星術用語でトランスレーション・オブ・ライトと呼ぶのですが、今回の場合水星と太陽は多分結びつきません。理由は太陽は水星のデトリメントサインにあり、水星は太陽のデトリメントサインにあるからです。
つまり水星と太陽は互いに嫌い合う、ネガティブなミューチュアル・リセプションを形成していると言えます。

本チャートの水星はとても複雑な動きをし、重要な星々と吉凶入り混じった強い繋がりがあり、自身もチャートに影響力を及ぼせる位置にあります。
今回の波乱レースを演出した星としての資格を十分に有しています。

そういう訳で私は第31回フェブラリーSの結果責任、最低人気が勝っちゃった責任のかなりの部分は水星にあると観ました。



ここまでのご愛読、誠にありがとうございました。

来月、番外編としてあるレースの検証記事を出そうかなーと思っております。




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