稲葉百万鉄さんのゲーム実況が好き、という話

こちらは、アスタルテ ゆるふわ Advent Calendar 2023 12月18日の記事です。


はじめに

今年は2枠いただいてます、深海です。
1枠目ではおすすめインディーゲームの紹介をしましたが、自分がおもしろいインディーゲームの情報をどこから得ているかというと、主にゲーム実況からだったりします。
誰のゲーム実況を見るかは、その時々のマイブームによって変わってくるのですが、10年くらい変わらず推している実況者がいます。
それが稲葉百万鉄さんです。
この記事では、彼のゲーム実況のどんなところが好きなのかを語り、おすすめの動画をご紹介したいと思います。


稲葉百万鉄さんの簡単なプロフィール・経歴

・ゲーム実況を投稿している媒体:YouTube、ニコニコ動画
・男性、30代後半(動画内で年齢を名言していることもあるが、忘れてしまった)
・ゲーム実況歴:2008年~
・既婚
・かつてはゲーム実況者集団「ボルゾイ企画」の「ふひきー」として、ゲーム実況界を大いに盛り上げた
・ボルゾイ企画解散後は、ふひきーという名前は使わず、様々な名義で活動していたが、2015年ごろから「稲葉百万鉄」名義に統一される
・一人でゲーム実況をすることが一番多いが、かつてのボルゾイ企画の仲間と一緒に実況することもある。「がみ」氏とのコンビは「西美濃八十八人衆」と呼ばれ、たくさんの動画が投稿されている
・実況するゲームのジャンルは多岐に渡るが、アクション要素が重要視されるゲームは少なく、文章やストーリーを楽しむゲームが多い印象


稲葉百万鉄さんのゲーム実況、ここすきポイント

・心穏やかに楽しめる
声のトーンや話し方が落ち着いていて、読み上げも丁寧で聞きやすい。
誰かを傷つけるような表現や汚い言葉を使わないので、安心して聞けます。

・かゆいところに手が届くやりこみ
基本的にいわゆる真エンドまでクリアしてくれる…というだけではなく、道中のちょっとした分岐やサブイベント回収も、けっこうしっかりやってくれることが多いです。
攻略が丁寧なので、既プレイ勢が「ここ、気づいてくれるかな?気づいてほしいな…」と思うようなことは、大抵見落とさず反応してくれます。

・感受性と言語化能力の高さ
ストーリーや登場人物にしっかり感情移入しながらゲームをプレイすることが多い印象で、時に感極まって涙することも。
登場人物や作品世界を大事に思っているんだな…ということが、プレイスタイルや言葉の端々から伝わってきます。
ある程度長編の実況シリーズだと、たいてい最後に感想を話す回が設けられているのですが、これは必聴です。
プレイしたゲームの具体的な魅力を、いつも的確に言語化してくれるので、そのゲームのことをもっともっと好きになれます。

・アイドルぶらないところ
これは僕の個人的な好き嫌いなのですが、ゲーム実況者がアイドルのように振る舞うのが許せなくて。
仲良しグループで集まってファンに媚びた動画を上げたり、グッズを売ったり、イベントをやったり…
需要があってやっていることではあると思うので、当事者とファンが満足してるなら、第三者があれこれと文句をつけても仕方ないのですが。
アイドルヲタクの一人として、いろんな物を犠牲にして夢を売ってるアイドルを尻目に、甘い汁だけ堪能する不届き者は許せないんですよ!ボルゾイ企画時代は、彼らもなんとなくアイドル視されていた印象があり、そっちの方向性に舵を切ることもできなくはなかったと思うのですが。
それを選ばなかったのは英断だと個人的に思う。 


おすすめの実況動画のご紹介


TRUE REMEMBRANCE

(古い動画で、YouTubeのリンクが見つからなかったので、ニコニコ動画のリンクを)
ふひきー時代に一度実況していたゲームを、6年越しにリベンジ実況した、という動画。
これ単体でも楽しめると思いますが、初見実況も見たいという方は、動画のタグから飛べるようになっているはずです。
泣けるフリーノベルゲームの金字塔とも言えるこの作品。
本当はおすすめゲーム紹介の記事に載せたかったんですが、作者さんの公式サイトが僕のスマホからは見れなくなっていて。
6話が始まる時の演出が、何度見ても鳥肌モノなんだよなあ…


ドキドキ文芸部

皆さんご存じ、ギャルゲーの皮を被ったホラーゲームの皮を被った純愛ゲーム。
登場人物一人一人に感情移入し大切にする、稲葉氏のプレイスタイルと、このゲームの展開ががっちりハマった感があります。
同じサムネが延々と続く数パートは特に必見。
ゲームのテーマに対し、ここまで真っ直ぐに向き合ってくれたら、作者さんも本望だと思います。
4パート、約2時間に渡る熱い感想回も必見です。
Just monika.


グノーシア

おすすめゲームの記事でも紹介した、人狼ゲームを軸に繰り広げられる人間ドラマ。
ゲーム体験が十人十色になるような作りの作品なので、いろんな人の実況動画を見たくなるんですよね。
キャラクター一人一人に感情移入する稲葉氏との相性はばっちり。
最後はきっと一緒に泣いてしまうはず。


Inscryption

こちらもおすすめゲームの記事でも紹介している作品。
ホラーな雰囲気のカードゲーム兼脱出ゲーム。
レシー大好きおじさんと化した稲葉氏とともに、刺激的なゲーム体験を楽しめます。
稲葉氏は普段カードゲームはあまりやらないらしいのですが、かしこいので、プレイングを見てイラつく心配はないはず。
感想回の言語化能力が、あまりにも素晴らしすぎました(このゲームにとっては、ロアやフレーバーなんだよね…のくだり)。


パラノマサイト FILE23 本所七不思議

かのスクエニが贈る、群像ホラーミステリーアドベンチャーゲームの実況。
稲葉氏と群像劇との相性がよすぎる。
ふひきー時代の「街」実況も、根強い人気がありますよね。(かなりの長編ということもあり、自分は挫折してしまっているのですが…)
稲葉氏が酸いも甘いも経験したオトナだからこその、登場人物一人一人への理解の深さが、実況にも深みをもたらしている印象です。


おわりに

僕にも稲葉氏のような言語化能力があれば、もっと的確に彼の実況の魅力を伝えられるのに…と、歯がゆい気持ちになってしまいました。
本当はもっと言葉を尽くしたかったけど、気づいたら18日まであと1時間半しかないのよな…
(この記事をきっかけにInscryptionの実況動画を見返してたら、時間が溶けました)
彼の実況の素晴らしさが、少しでも伝わっていたらいいのですが。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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