好きな漫画家を聞かれて「浅野いにお」と答えると、「あっ…(察し)」という反応をされるのが悲しい

こちらはアスタルテゆるふわアドベントカレンダー2021 12月20日の記事です

はじめに

こんにちは、深海(しんかい)と申します
アスタルテアドベントカレンダーに参加するにあたり、「アスタルテっぽい記事を書きたい!」という思いがあったんですけど、全くネタが思い付かない
それもそのはず、自分ががく鯖に身を置くのは「共感」からですが、アスタルテに感じているのは「憧れ」に近い気持ちなんですよね
自分と似たものを持ってるのががく鯖、自分にないものを持ってるのがアスタルテ、というか…どっちも大好きなんですけど…
だから、背伸びしてアスタルテっぽい記事を書こうとするのはやめて、自分の好きなものについて語ろうと思いました

一番言いたいことはタイトルで語ってるんですけど、せっかくなので、うろ覚えで浅野いにおの作品について語りたいと思います
・短編集ではなく、ある程度の長さを持った作品を対象とします
・全ての作品を読んでいるわけではないので、当然ですが読んでいない作品は対象外です
・現在手元にない作品もあるので、事実ではないことが書かれている可能性があります
・ネタバレが多々あります
構わないよという方は、ぜひお付き合いください


浅野いにお作品について語る

・虹ヶ原ホログラフ
出版順に語ろうと思ったら、いきなり問題作が来てしまった…
なんというか、とても濃厚な浅野いにおです
ストーリーは難解で、登場人物のほぼ全員が病んでいます
僕の大好きなシーンは、喫茶店の店長が、従業員の女の子からもらった絵をバキッと折るシーン
これまで優しそうなキャラとして描写されていた店長が、ページをめくった瞬間凶行に走っているのはゾクッとしました
自分がきちんとストーリーを理解できているとはあまり思えないけれど、作品全体が放つどす黒いエネルギーみたいなのはとても好きです

・ソラニン
なんというか、浅野いにおのよさを無難にまとめた作品という印象
悪くはないんだけど、個人的にはあまり刺さらなかった…
でもこれが浅野いにおの代表作であることを鑑みるに、これぐらいのバランスが一番幅広い読者にウケるのかも知れない

・おやすみプンプン
僕が最初に読んだ浅野いにおの漫画であり、一番好きな作品です
愛子ちゃんが本当に魅力的だよね
見開きいっぱいに描写される愛子ちゃんの泣き顔で、僕も泣いちゃった
前半~中盤にかけて描かれる、常に暗雲が立ち込めているプンプンの青春物語も好きだし、後半でプンプンが愛子ちゃんのお母さんをコロコロしてからの鬱展開も好き
最終巻は特にここ好きの塊なので、何度も読み返してます
(実は最終巻しか手元にないなんて言えない…)
ちなみにプンプンを知ったきっかけは、大学時代、サークルの先輩の紹介でした
その先輩は温和なイケメンだったのですが、それでいてプンプンが好きというギャップがいいよね

・うみべの女の子
この作品もとても好きです
思春期の男女の爛れた関係、全体に漂う切なくダークな雰囲気…
全2巻の中に、浅野いにおのよさが凝縮されてる感があります
主人公?ヒロイン?の佐藤が本当にかわいい
ちょっとビ○チなところもいい
浅野いにお作品に出てくる女の子は、なんでこんなに魅力的なんだ

・デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
現在も連載中の作品ですね
悪くないけど、個人的にはあまり刺さらなかった作品の一つ
5巻くらいまで読んでやめちゃった記憶があります
気が向いたら完結した後にまた読むかも知れない
おんたんはかわいい

・零落
大人向け浅野いにおって感じの作品
とにかくダークで救いがない
好きか嫌いかで言うと、とても好きです
漫画をテーマにした漫画とか、小説をテーマにした小説とか、いいよね
僕の中のプンプンブームが過ぎてしばらく経ったころ、たまたまコンビニで立ち読みして、やっぱり浅野いにおはいいな、と


おわりに

浅野いにおをあまり知らない人にとっては???な記事になってしまったと思いますが、個人的には満足です
浅野いにおとアスタルテが大好きな深海でした
これからも末長くよろしくお願いします
ここまで読んでいただき、ありがとうございました

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