児童のバス置き去り

児童をバスに置き去りにしてしまうニュースが多発している。ニュースでも「また」と言われるような状況だ。
恐らく以前からよくある出来事なのだと思うが、置き去りにでの死亡案件が出てから、世間の注目を集めて顕在化してきたのだろう。
バスには運転手や先生が同乗しているが、双方での確認がなく、どちらかが確認しただろうと思い込み、結果どちらも確認していなく置き去りにされるという、初歩的な人為的ミスで起きている事件が多い。乗車時と降車時の点呼を行い、それを2名以上でチェックし合う、最後に車内をチェックすることで相当数防げるはずだ。
このようなオペレーションも改善できないのは、保育園や学校などの教育機関の問題にあると思う。新卒でそれらに就職する人は、一般企業への就職や起業などの社会活動をすることなく、これまで過ごした教育機関で働くことになる。教育機関というコミュニティの中にずっと活動し続けるということは、周りからの情報を遮断し成長を妨げる原因になる。また、教育機関自体も成長スピードが遅く、アナログな対応が多く、学校長の考え一つで、恋愛禁止やスカート禁止などのよくわかはないルールが押し付けられたりする。染髪はダメ、携帯の持ち込みはダメなどのルールも昔からあるが、これらに異を唱える人がいないのもずっと教育機関で活動していることの弊害だ。
かといって、外部から人を雇う余裕もないところが多い業種でもあるので、内部で解決を試みるしかない。
児童置き去りを予防するための対応は、少し考えれば誰でも思いつくと思うので、園長やオーナーが対応を徹底させるのうに努めることが必要だ。また、外部の社会活動を推進するのもありだと思う。ダブルワークを承認するのだ。そうすることで、金銭的な余裕や外部からの刺激によって教育機関の環境は変わっていくと思う。

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