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世界の証明 本文コンセプト解説 箇条書き

注...箇条書きです。また本書では、他人の思想や専門知識に一切触れることなく、作者による言語表現のみで説明が行われます。このNoteは、概要を纏める目的の他に、思想書を読み慣れている人達の予想に先手を打つ目的で作ったものでもあるので、実際には、ここまで堅い文の調子ではないです。

【世界の証明 コンセプト】

世界の存在あらしめる原理を証明する本。
時間、空間、存在、意識、神の存在についてなど。誰もが一度は考えを巡らせたことのある謎の全て。
目的は虚無の完全否定。画一的な真理や正義から、個人の価値観(心)を守ること。

①日常言語のみを用いて説明する手法、前提なので、当然、定量化(数値化)は不要。学問的手法ではないので哲学でもない。

②それが定量化された解であれ、感情的な意見であれ、最終的な理解、認識は、主観により行われることに変わりはない。

③ つまり古典的なイデアリズム(観念論)がベースであると言えるが、イデアリズムだからこそ、イデア(観念)だけを使って、自らの観念、感覚、感情の上だけで話を全部片付けちまおうぜっていう遊びの発想。
どうせ答えを認識する場所は同じなんだからと。

④⭐️そしてある仮説に基づき、その主観の上で、外的、俯瞰的な事実すら包摂する論理を成立させることに成功した。(実在性についてなど)
一見雑で陳腐にも見受けられる主張だが、あくまで小学生の無敵のバリヤーであり、とんち話であるので、反論すら飲み込む強固な論理構造をもっている。

⑤感情論理の最終形態と銘打っているのは、感情をもって、存在論としての論理を成立させてしまったことに対する皮肉的意味合い。

⑥何がおかしいのかを説明できずとも、おかしいと思えてしまえる思い込みに対する戯れでもある。

作業としてはくそ真面目だが、やってることはだいぶふざけている本。

【やや専門的補足】

何ひとつ参考にはしていないし、影響も受けていないですが、思想書読み慣れている人達の参考になるように以下。

基本的にはプラトンの観念論みたいな考えがベースではあるだろうし、ニーチェの永劫回帰とか、散々批判した禅思想にも通じるところは沢山あるし、禅問答のような論調ではあるけれど(そもそも、とんち話の一休さんは臨済宗=禅宗)特に結論にかけてそれらの主張とは決定的に違ってくるし、空間的認識の解釈も違うし、それらに共通するニヒリズムの要素も一切ない。そもそもそれらは体系化はされていないけれど。

一見カントの純粋理性批判ぽくもあるけれど、自分は根本的な部分では、理性や構築された理論的な存在を、感性や感覚的なものより下には見ていない。感情や感覚的なものが軽んじられているのが嫌なだけで。

今までにない新しい選択肢をつくりました。
ぜひ読んでください。

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