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道を極める人たちへの憧れ #37

誰しも、一つのことを極めている人たちに憧れたことがあるのではないでしょうか。
私は、憧れています。憧れてきました。憧れ続けるでしょう。
極めている人たちは「プロフェッショナル」、極めていることは「道」と呼ばれることもあります。

「道を極める」「その道の人」という言葉を耳にすることもありますよね。

1 人・車・船などが、往来するように整備された所。通路。道路。また、航路。
2 目的の場所に至る経路や、その途中。途上。
3 目的地までの距離。道程。行程。
4 ある目的や結果に行きつく道すじ。
5 物の道理。ことわり。また、人として踏まなければならないとされる行動の筋道。道徳。
6 神仏の教え。特に、儒教・仏教などの教義。
7 芸術・技芸などのそれぞれの分野。また、その精神真髄。
8 ある特定の分野。専門の方面。
9 事を行うためにとるべき筋道。手だて。方法。手段。
                      出典:デジタル大辞泉(小学館)

「道を極める人たち」の極めている「道」には、7・8の定義が当てはまるでしょう。

芸術・技芸・専門分野。

私は「道を極めている人たち」についての特集番組をよく観ます。

『another sky』『7RULES』『プロフェッショナル仕事の流儀』『カンブリア宮殿』『情熱大陸』etc.

それぞれのコンセプトが違うので、「道を極めている人たち」のルーツやルール、働き方、働く姿などそれぞれの角度から「彼/彼女」のことを私たちに届けてくれます。

それらの番組を観ている私個人の意見としては「極めたい道も極める方法も何もかもが手探りの状態だからこそ、モデルケースを見つけるために番組を観ている」のだと思います。

自分自身が迷子であり、「迷路の道標的な存在」=「番組」なのだと。

その方法が探り方として合っているのかというと、「はい」とも「いいえ」とも言えません。

プロに会って、プロの話を聞いたり、プロの姿を見る方が断然最適な方法なのですが、そんな機会が常日頃から溢れているわけではないので、労力少なく定期的に様々な業界の「その道の人」の姿を見れるのは、やっぱり「番組」だということは確かです。

数多くの番組の中でも、ここ最近心を打たれることが多いのは『7RULES』。

クッキー屋さんの桜林直子さんや、女子大生ホテル経営者の龍崎翔子さん、フードエッセイストの平野紗希子さん、女優の前田敦子さん、バレエダンサーの飯島望未さんなど、いろんなジャンルで「道を極めている女性」たちを特集しています。

7月31日(火)には「かつお食堂」店主の永松真依さんについて取り上げていました。

彼女の提供している「かつお食堂ごはん」のおいしそうなことといったら、たまらないです。シンプルながらも、食べ終わった後に満腹中枢を満たしてくれること間違いなしのメニューだと思います。(営業日は不定期で週3日ということなので、次に関東に行く際にタイミングが合えば、個人的に今行きたい食事処No. 1です。)

鰹節には悪い削りと良い削りがあるようで、その説明もわかりやすく、食欲をかきたてます。(透け感がしっかりしているぐらいの薄さが良い削りとのこと。)

永松さんの凄いところは、この「かつお食堂ごはん」を提供するために全国の鰹の水揚げ処に足を運んだり、漁師さん達の話を聞いたり、実際に現場で一本釣りを体験していたりと、鰹への飽くなき探究心に突き動かされて行動をしていること。

そこで見聞きしたことや経験を食堂のお客さんに、もっと鰹について知ってもらうために食事を提供しながら話しているとのことでした。

食事を単に提供しているだけに留まらず、「鰹の伝道師」として活動しているかのよう。彼女こそが「鰹の道を極めている人」だと私は思いました。


永松さんの特集を観たから、自身の「道」を見つけれたのかというと、まだ見つけられてはいませんが、その真摯な姿勢から「道を極める」ために見習わなければならないなぁ、と。


「道」とは関係ないかもしれませんが、糸井重里さんの「やさしく、つよく、おもしろく。」や「夢に手足をつける仕事」や、桜林直子さんの「夢組」と「叶え組」といった考え方に近い発想を自身でもできるようになった時には、道を発見できているのかな、なんて。

※ 画像は7RULESのTVerより引用


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