行脚九日目尾鷲~和歌山新宮

これは2009年に歩いた西国三十三所を歩き遍路する為に、伊勢神宮から和歌山県の那智勝浦にある青岸渡寺へ向かう途中のお話。九日目です。


お疲れ様です!
行脚第三番目の県、和歌山に到着しました!時間はかかりましたが、歩けば来れるもんです。

さて今日は大雨と暴風でした。。尾鷲を早朝に出発したのですが、昨夜から既に三重県南部に暴風警報が出ていて歩くことをかなり躊躇しました。
民宿のオヤジさんが行けるさ~っ言われたので決心。雨の中、八鬼山に向かいます。

八鬼山は昔、行き倒れた巡礼者が多かったコースです。今は昔、心や体に病気を抱えた人達が観音さんに救いを求めて伊勢参りをして歩いたらしく、自分と重なる点もあるなぁとしみじみ感じました。今も昔も同じですね。

八鬼山に到着した頃はもう大雨。迷わず四キロの石畳を進みます。二時間くらいかけて登った頂上は景色どころではなく、雨水が溢れて古道が小川みたいになってました。

途中、何回も滑ってコケながらも下山したころには体中ドロドロ。さすがに頑張りすぎましたね。

三木里という場所まで歩いた所に喫茶店というオアシスを発見。風邪を引く前に服を着替えさせてもらい、服を乾かさせてもらいました。
ここの喫茶店のママがすごく安心して話が出来る人でめっちゃ仲良くなりましたよ
雨止むまで待とうと服を乾かしてましたが風雨の威力は増すばかり。とても歩けるような天気じゃありません。
ママのアドバイスもあり、このまま次の峠を越えることは不可能と悟り電車に乗ることにしました。多少迷いましたが、やはり命は惜しい。
ついでに宿もない場所ですからね。

どこまで行こうか乗りながら散々悩んだ揚句、一気に和歌山まで来ました。明日も風が強いし、たぶん電車に乗ることになりそうなのでいっそのことと判断しました。またショートカットしちゃいました

観音霊場一番札所の那智はすぐそこ。電車に乗ってきたとはいえ、行脚でも和歌山到着に自然にテンションが上がります。

今日はゆっくり休んで、気合い十分で那智入りします!

あぁやっと来た

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