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サイサイと再開と再会

まずは、神様。
すぅの手術を成功させてくれてありがとう。
そして、サイサイが活動再開してくれてありがとう。

普段神様なんてつくづく居ないと思ってしまう人生でも、推しが絡むとどうも神様に感謝してしまうらしい。

そんなことは置いておこう。
SILENT SIREN LIVE TOUR 2024「I'm Home」郡山公演、本当に良かった。

当日の感想なんて、アドレナリンがバカみたいに出まくってるから、まともな言葉や表現は直ぐに出てこない。だから、明日明後日の自分に細かい解説は任せたい。

今はとりあえず、良かった、とだけ伝える。

今回のライブを観る中での目標は、「泣かない」だった。

せっかく活動再開して初のライブツアー参戦。
こんな良き日に涙を流すなんて、メンバー以外がしていい訳ないと考えたからだ。

活動休止発表後のラストツアー。
寂しさのあまり、不甲斐なく泣いてしまった自分。

風とロックにすぅがソロで出演して、
歌わずともサイサイの思い出の曲を流す場面で、生演奏で二度と聴けないのかもしれないと感じながらまたしても泣いてしまった自分。

笑顔で過ごせない自分が嫌で。
本当に不甲斐ない気持ちでいっぱいで。
でも、すぅが生きていてくれた事、
メンバーそれぞれがひたむきに頑張っていることを応援していたい気持ち。

その気持ちで少しだけ前を向けた時。
その直後だった。


引用元:SILENT SIREN公式HP

サイサイが活動再開を発表した。

もう死にたいと思った時、何度も救ってくれたバンドが。
もう二度と聴けないかもしれないと覚悟したバンドが。

活動休止という単語を、事実上の解散かもしれないと疑った自分を一度殴ってやりたいくらいに。

嬉しかった。
ただただ、嬉しかった。

人生がどれだけ辛くても。
絶対にこの郡山公演は行こうと決めていた。

そして当日。
正直全く寝れなかった。頑張って少しは寝たけど、それでも、不安が残るくらいの睡眠量。

相棒を助手席に乗せ、いざ郡山へ。
道中はサイサイのセトリ予想なんかをしながら、
サイサイのプレイリストを再生。

正直、活動休止が決まってから、辛くて聴くのを辞めていた。
でも、去年の風とロックの時。
すぅの思いを沢山知って。

「そろそろ聴いてもいいのかな」

呪縛から解き放たれたかのように、聴くのを再び始めた。

止まった時間が、この日再び針を動かし、期待に胸を膨らませていた。


お昼、下駄箱の番号はもちろん31

着いたら、お昼ご飯を食べて、物販へ。
スイスイと列は進み、Tシャツのみを購入。

他のグッズを買わないのは、きっと、終演後にメンバーが来るだろうという読み。
というか、来ると直感的に分かっていた。

物販を後にして、駅前のタワレコへ。
特別展示コーナーで、「alarmがもう9年前だと……?!」と、あるあるのような会話をして、沢山写真を撮影。

ペッパーミル草野


ちゃんと撮れよ。
恥ずかしがんなよ。
あと、ちょっと古いよ。


相棒とサイサイ


タワーレコード郡山店 SILENT SIREN特別展示

郡山公演に来る時は毎回タワレコに寄って、一度メンバーの顔を写真で見ておく。緊張しないように。

これだけで結構な満足感と感動があった。

そして、開場前に、会場の外へと向かい、整列。

「すみません、何番ですか?」

聞かれるのも久しぶり。

「○○番です」

答えるのも久しぶり。

これもまた楽しい時間。もっとも、人見知りだからあんまり来なくても良いのだけれども。

そして入場。
久しぶりのライブハウスの感覚。
厳密には、一昨年にBiSHのライブで来てたから、約1年半ぶり。

ただ、コロナによる規制が解除されてからは初。

始まる前から熱気が凄かった。
暑かった。
いや、熱かった。

まもなくスタートのアナウンス。


高まるボルテージ。

OPが流れ


ライトも舞台を照らし

メンバーが入ってくる


「あぁ、生きててよかった」


まだ1音も鳴っていなくても。

再びその舞台に立つメンバーの姿を見て。

心からそう思えた。

Stella☆を彷彿とさせるSuS4のイントロから、そのライブは幕を開けた。

観客たちは、一気に前に波のように押し寄せる。

潰れそうな身体。この感覚だよ。
明日は筋肉痛なんだろうな、そう感じながら始まりを迎える。

そこからの2時間半は、1曲演奏するごとに、
メンバーとサイファミの熱気・感動が増幅していく。

新曲。
全員30代になったメンバーらしい、綺麗で上品、かつサイサイらしい曲の数々。

活休前の曲。
ポップで会場がテンションアップするサイサイらしい曲の数々。

10年前の曲。
すぅが今の自分よりも若い時に書いた、可愛らしい、そして風刺するカッコ良さのある1番サイサイらしい曲の数々。

メンバーが歳を重ねるにつれてどんどん曲の雰囲気は変わっていく。

でも、その熱量は変わらない。
いや、変わっているのかもしれないが、
どちらにも衰えは無い。
どんどん加速していく。

気づけば2時間の公演もあっという間に終了。
一度メンバーは舞台裏へ。

そしてサイファミはアンコールを求める。

ツアーTシャツに着替えて戻ってくるメンバー。

アンコール後のMC。すぅは感謝の意を述べながら、サイサイ活動再開に至るまでの苦悩、葛藤を沢山話してくれた。

すぅ自身もサイサイの曲が何となく聴けなくなっていた時期があったことを知って、すごく驚いた。

大きな手術をして、無事に生きて戻ってこれて。

再びサイサイとして音楽をしたいと思ってくれて。

あいにゃんも、ゆかるんも、同じ気持ちでサイサイを選んでくれて。

そんなゆっくりと、しっかりと、この2年の止まっていた時間を説明してくれたMCが終わると。

KAKUMEIのイントロが。

自分がサイサイを応援し始めた時。
ちょうどあの時に恋い雪を知り、その直後に発表されたKAKUMEI。

何回も何回も。
すごく好きで聴いてきた曲。

サイサイとしても、チラナイハナのアンサーソングとして作られた思い出の曲。

活動再開して、感謝のMCの後のタイミングで流れたこの曲に、感動して。

あんなに我慢して、いや、我慢せずとも楽しいという感情を引き出してくれていたこのライブで。

涙が流れた。

当初の目標を達成できなかったのだ。

こんな1人の観客のちっぽけなライブへの意気込みや目標なんて、他の大多数のサイファミには全く関係ないのだけれども。

もちろんメンバーにも。

ただ、どうしてもこのライブは笑顔で終えたかった。
2年以上ぶりのサイサイを、間近で、笑顔で。

でも出来なかった。

KAKUMEIがズルすぎた。

こんな曲を作るなんていたずらっ子にも程がある。

それでも最後は笑顔で聴けた。
泣いていても仕方ない。復活したサイサイを最後まで見届けたいから。

全プログラムが終了し、写真撮影。

前には長身の男性が多く、おそらく写っていないだろうなと考えながら、サイサイポーズを決める。

そしてライブの最後。
いつもメンバーがする、マイク無しでの挨拶。

「ありがとうございました!」

心なしか、以前よりそのお辞儀は長かった気がした。

メンバーなりの感謝の表現だったのかもしれない。

こうして2時間半のライブが終わった。

終了後は物販にすぅが出現。

一人一人に言葉をかけながら商品を手渡ししていく。

相棒は、「久しぶりだね!」と言われたらしい。

ちゃんと認知されていて自分としても嬉しい反面、少しだけ悔しかった。

でも、全然気にしない。

帰りの車中はサイサイトークが弾む。

余韻が押し寄せてきたから、

「やばかったね」

「凄かったね」

「エグいね」

と、語彙力のない会話ばかりだった。

そういえば、武道館に初めてサイサイが立った時、メンバーも語彙力失って、「ヤバいね」ってずっと言ってたっけな、

なんて思いながら、車を走らせた。


今この締めを書いている4/15。
読んでいる方には非常にどうでもいいかもしれないが、私自身の24回目のバースデーとなる。

誕生日の2日前に、こんな最高のプレゼントをありがとう

物販に立つすぅへ伝えた一言である。

なんて返してくれたのか、今となってはぼんやりとしか記憶していない。

半年前、風とロックで、物販に立つすぅに
「生きててくれてありがとう」
そう伝えられたのも、

今回こうやって再び感謝を伝えられたのも、

サイサイが人生の大きな支柱となって支えていてくれたから。


この投稿がメンバーに届いてくれるかな、なんて期待はしていない。届いていないものだと思っている。

でも、目一杯感謝を伝えたい。

すぅも
あいにゃんも
ゆかるんも

止まった時を再び動かしてくれてありがとう。

サイサイは、暗かった人生を明るくしてくれて、

繋がることを諦めていた友情を繋いでくれて、

いつもそばにいてくれた。

本当に、人生の恩人です。

そして、1人のサイファミとして、人生に明確な目標が出来ました。

「『Routine』を生で聴くまで死ねない」

自分の人生を支えてくれた1曲を。
いつかライブで聴きたい。
出来れば最前で。

いつか。


最後に。。。

どうか無理はなさらずに。

また何かあったとき。
再び時が止まってしまうとき。

そのときは、またサイファミとして、いつまでも待っています。

本当に、ありがとう。

サイサイのおかげで、一生青春です!

拙い文章ですみません。
精一杯感謝を伝えたかっただけでした。








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