遊戯王マスターデュエル 04環境 幻想カオス 構築とプレイの一例を紹介

初めに

 こんにちは、いつも閲覧ありがとうございます
 今回は僕が04環境を遊ぶ時に作った《幻想カオス》というデッキの解説記事となります。
 採用候補の考え方やプレイの一例を話せればと思っているので、宜しければ最後までよろしくお願いします。

今現在の構築

 何を話すにも構築からということで早速今現在の構築を見てもらいたいと思います。

 構築がまだ調整中ということもありデッキ枚数が絞りきれていませんが、今現在僕が考えているのはこの2つです。
 上の構築は《霊滅術師カイクウ》を添えて下級モンスターのビートダウンもできるようにした型で、下は完全にリバースを駆使して《幻想召喚師》の効果で制圧を積極的に狙っていく型となります。
 これをもっと攻撃的に寄せようとするならば、《王宮のお触れ》を入れてカオスにもっと寄せた方が良いかと思います。この辺は使用者の好きな形に弄り回してもらえればと思います。

構築の確定枠について

 では次に構築の確定枠についてです。
 このデッキ回してみると分かりますが、《幻想召喚師》の効果で融合モンスターを維持していられるのが出したターンのみという性質上、《月詠命》や《月の書》を合わせて使って融合モンスターを裏側にして維持させたいコンボデッキとなります。そのため、適当に使っていると勝ちきれないなんてことは普通にあります。
 その性質上、構築は使い手によってかなり変わってきます。
 そのため自分の肌に合うようにそれぞれで一から組み上げていく方が良いですが、参考の為に僕が回していて思っている確定枠を乗せておこうと思います。

 「確定枠たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、これぐらいだと思っています。それだけ使用者によって中身が全く変わってくるという意味でもあり、難しいデッキの証拠でもあります。
 《威嚇する咆哮》に関してですが、これは諸説ありです。しかし、相手の攻撃が1ターン止まる=こちらのコンボスタートのための時間稼ぎができるということでもあり、フリーチェーンのためサイクロン等もさほど気にならないためとても優秀なので僕は確定枠にしてあります。
 エクストラデッキの融合モンスターについても確定枠はこれぐらいなものです。
 というのも、《レベル制限B地区》等を利用してくるロック相手をどれだけ重く見るかによってまた枚数の調整が変わるためです。なので皆さんの使いやすいようにこれもまた調整を重ねて自分に合ったエクストラデッキにしてください。

採用候補のカードについて

 次はこのデッキでの採用候補のカードについてです。
 主な選出基準は以下の4つとなります。

・カオスのための光属性か闇属性であること
・《幻想召喚師》等のコンボカードと相性が良いこと
・場持ちの良いカードであること
・時間稼ぎに最適なカードであること

《墓守の偵察者》
 守備力が高く、下級モンスターに殴り倒されにくい壁として優秀。
 リバース効果で墓守モンスターをデッキから呼べるので盤面を広げつつ《幻想召喚師》のためのコストの確保もしやすい。
 そしてカオスモンスター召喚のためのコストである闇属性であることからこのデッキでは一番に採用候補に名前の上がるカードの一枚となります。

《墓守の番兵》
 《墓守の偵察者》から呼べる壁モンスターであり、《月詠命》と合わせることで相手のモンスターをバウンスしながら時間稼ぎをする事ができる点で優秀です。
 《墓守の偵察者》が入っているならば入れておくと助けられる場面は多いと思いますが、複数入れるかどうかは怪しいです。

《メタモルポット》
 コンボデッキであるこのデッキでは優秀なドローソースになります。このカードと《月詠命》のリバースコンボで手札を整えられます。
 その分相手もドローしてしまうのは弱みではありますが、環境的に強いガジェット等の相手ならその弱みすらも強みとなる点は優秀です。

《カオスポッド》
 《墓守の偵察者》等の壁モンスターで広げた盤面を使ってデッキから《幻想召喚師》を探しにいけるモンスターです。
 その他リバースモンスターを探しに行ったり、相手の強力な盤面を一度流したりできる点も優秀です。
 《聖なる魔術師》がデッキに採用されていると、墓地に魔法カードを落として擬似的な魔法カードのサーチまで繋がったり意外と器用なことも出来たりします。
 《メタモルポット》と合わせることで一応デッキ破壊も視野に入りますが、それらを狙いに行くくらいならカオスモンスターや融合モンスターによる制圧を狙いにいく方が早いです。

《聖なる魔術師》
 《光の護封剣》や《月の書》を拾ったりできる点で意外と器用なカードです。
 《光の護封剣》がある状況では《月詠命》と組み合わせることで相手をロックして時間稼ぎをする事ができる点も優秀です。

《異次元の女戦士》
 説明不要の04最強の除去能力持ちの下級モンスター。
 貴重な光属性であり、リバースを多用するこのデッキではこのカードを裏守備で伏せても相手にはバレにくい点でも優秀です。

《シャインエンジェル》
 《異次元の女戦士》が採用されている場合に採用候補になるカードです。
 リクルーターという点で場持ちが良いことから構築次第では声がかかるのも納得の一枚です。

《キラー・トマト》
 闇属性のリクルーターです。
 場持ちも良く、闇属性という豊富なプールからカスタマイズ性が広い一枚。

《魂を削る死霊》《マシュマロン》
 04環境を代表する戦闘破壊されない壁モンスター。
 お互いにカオスモンスターのコストにもなり場持ちが良い点が優秀。
 《幻想召喚師》のコストとしても最適であり、《魂を削る死霊》であればついでにハンデスを狙いにいくこともできますが、デメリットがやや痛い部分か。

《デビルフランケン》
 融合モンスターを使うこのデッキならではの一枚。
 《幻想召喚師》と違い奇襲性で優れるがライフコストがかなり重いので入れるかどうかは構築次第であり、使い手次第な一枚。

《見習い魔術師》
 《聖なる魔術師》をリクルートできる点が非常に優秀であり、場持ちが良いので《幻想召喚師》のコストとしても最適な一枚。
 《魔導戦士ブレイカー》との組み合わせはもはや鉄板。

《浅すぎた墓穴》
 この環境では貴重な蘇生札であり、リバースを多用するこのデッキならではの一枚。
 《砂漠の光》が構築に採用されているとコンボが突然始められたりするので検討する価値あり。
 相手の場にもモンスターが出てしまいますが、それは《サウザンドアイズ・サクリファイス》で食べてしまいましょう。

《抹殺の使徒》
 《月詠命》や《月の書》が入っているこのデッキではとても強力な除去札になります。
 しかしこのデッキのミラーが多発する環境になるとこちらも痛い目を見るので扱いは慎重に。
 ちなみにこのデッキは裏側守備表示を多用するのでこのカードがめちゃくちゃ怖いです。

《強制転移》
 言わずもがなのコントロール奪取カード。
 リクルーターが入っていると強く扱えるので採用も視野。

《死者転生》
 ポット系モンスターや《聖なる魔術師》が入るこの構築ならではの一枚。
 状況に合わせて墓地のモンスターを拾えるのでい入れておく助けられることがあるカードです。
 墓地に落としてしまったカオスモンスターの再利用ができる点も偉い。

《我が身を盾に》
 モンスターを場に残したいこのデッキでは優秀な破壊から防いでくれるカード。
 特にこのデッキでは怖い《抹殺の使徒》から守ってくれるのは優秀です。

《和睦の使者》
 戦闘破壊と戦闘ダメージを使用したターン防いでくれるので壁モンスターが残ることからその分だけコンボスタートも早まります。
 《幻想召喚師》が相手の攻撃で捲れてしまっても、残ってさえいれば《月詠命》や《月の書》があればコンボスタートできることからこのデッキでは採用候補に上がってくる一枚です。

《砂漠の光》
 リバースモンスターが多いこのデッキでは意外と採用候補に上がります。
 この環境で意図的に表側にできるカードはこのカードか《太陽の書》ぐらいなものなので入れていると便利な一枚です。
 しかし、コンボ前提のカードなので入れるかどうかは使い手によって分かれるところです。


 以上が特筆して語るべき採用候補カードですが、上に名前が挙がってない汎用カードは単体で完結してるので入れるかどうかは調整する中で検討してください。

このデッキの回し方について

 このデッキはコンボデッキであるが故に回し方が非常に難しいです。
 初期手札やドロー状況によって最適解が変わってしまうためこれといった正解がないです。
 分かりやすい例を出すならば、有名なゲームである《シャドウバース》のクラス《エルフ》に似たような感じです。
 なので、使っている時に僕が意外とやるプレイの一例を書いておきます。


・《幻想召喚師》を敢えて伏せてみる
 これはこちらのバックが多い時に意外とやるプレイです。
 基本的に《幻想召喚師》は横にモンスターがいない時はセットしたくないカードです。
 ただバックが多く伏せられていると、《メタモルポット》と思って攻撃してくる人が一定数います。
 しかし僕の構築にブラフは基本的には存在してないので意外と通用する手段だったりするのです。
 このプレイが決まるとコンボスタートが思ったより早く始まるのでその分勝利まで一気に近づきます。

 このプレイ、実は相手のモンスターが多面展開されてる時にも意外とやったりします。
 その理由として、《幻想召喚師》から出てくる《サウザンドアイズ・サクリファイス》には攻撃ロック効果があるため、実はこのデッキでは貴重な1ターンを貰えるプレイにもなったりするからです。
 ただし、《幻想召喚師》の横がトークンである場合や《幻想召喚師》相手の戦い方を知っている人が相手だとこのプレイが通用しないので注意。


・《サウザンドアイズ・サクリファイス》を敢えて切り捨てる
 《サウザンドアイズ・サクリファイス》は表側で存在しているだけで強力な制圧効果を発揮しますが、その分こちらの動きも鈍くなります。
 吸収効果は裏側にも使えますが、その場合打点上昇が起きないことからターンが長引いてしまい、相手に逆転のチャンスを与えてしまうこともあります。
 基本的にはカオスモンスターを引くまで維持したいですが、状況によってはカオスモンスターを引く前に切り捨てて《ナイトメアを狩る死霊》で相手の手札を破壊しにいったり《青眼の究極竜》の打点での早期決着の為に切り捨てることも大事だと覚えておきましょう。


終わりに

 最後まで閲覧ありがとうございました。
 プレイ面に関してはもっと書きたかったですが、ドロー状況次第で無数に最適解が変わってしまうことから言語化が難しく一例での紹介となってしまいました。申し訳ありません。
 今回の記事がこのデッキを回したいと思った方の参考に少しでもなれば幸いです。ではまた。

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