遊戯王マスターデュエル 04環境大会 カオス優勝構築 採用理由等について
初めに
4/23㈯に開催された04環境杯でなんとか優勝出来たので、構築する際の考えた事等のまとめとなります。
採用理由と不採用理由についてや、回す上で考えていた事なども書くので、宜しければ最後までご覧下さい。
デッキ構築について
上記が今回使用したデッキレシピです。一枚ずつ採用理由を書いていきます。
メインデッキの採用理由
・カオス・ソルジャー -開闢の使者-
理由不要のカオスの切り札であり、04環境最強のモンスターです。採用しない理由がないです。
ただし、出すタイミングは考えましょう。
カオスソルジャー開闢の使者はその攻撃性能の高さのおかげで1ターンでも残れば試合が決まりかねない程です。
なので召喚コストが揃ったからすぐに出すのではなく、なるべく安全に着地できる状況を作ってから出す方が良いです。
・カオス・ソーサラー
3種のカオス最後のカードです。フィールドに生贄確保を必要としない上級モンスターというだけでこの環境では強いです。
開闢より一段強さは下がりますが、04環境ではカオスソーサラーも十分なパワーカードです。
採用枚数についてはやや検討した方が良いですが、今回の構築では光属性があまり入っていないことから、増やすことで事故要員にも繋がりかねないため1枚の採用です。
・キラー・トマト
カオスの貴重なコストになる闇のリクルーターです。
この環境ではモンスターを途切れさせないことが勝利にも直結します。
奈落の落とし穴に引っかからず環境的に強いガジェットとも相打ち以上が狙え、キラートマトからリクルートできるモンスターも強いカードが多い為3枚の採用です。
・霊滅術師 カイクウ
この構築の下級モンスターの中では一番の打点要員です。
そしてカオスミラーの最強のメタカードであり、カオスのコストにもなれる事から3枚採用。
このデッキでは如何にカイクウの召喚と攻撃を通せるかで勝率に大きく関わってくると思っています。理由は後述。
・異次元の女戦士
カオスのコストになる光属性であり、この環境では最強の除去手段である除外を操れるモンスターの為3枚採用です。
環境的に多いリクルーターの効果を起動させずに潰せたり、戦闘で突破出来ないモンスターもこのカード1枚で全て潰せるのも評価が高いです。
・シャインエンジェル
光のリクルーターでカオスのコスト要員です。
このカードからリクルートできるカードを片っ端から探しましたが、異次元の女戦士以外に強いカードがいませんでした。
しかし異次元の女戦士が強すぎるため、デッキに投入しても最低限の仕事ができるのが評価点。
とはいえ、リクルート先が異次元の女戦士の1種類のみの為、採用枚数を2枚に落としてあります。
・黒蠍-罠外しのクリフ
今回の大会はスイスドロー予選はBO1の関係上、このデッキで勝ち抜いていく為にはロック対策をメインに投入しておく必要がありました。
レベル制限B地区とグラヴィティ・バインド-超重力の網-に引っかからないレベル3であり、攻撃が通ればバック除去できる点から最高のロックデッキのメタカードの為に採用しました。
罠がそこそこ多めに投入されている今回の構築では、このカードの攻撃を通せるだけでお触れを外す事も出来たりするので意外と馬鹿に出来ないです。
カオスのコストにもなれる点からこのデッキではかなり噛み合いが良い1枚でした。その代わり打点に不安があるので、攻撃を通すには他のカードでサポートしてあげる必要があるので2枚。
・氷帝メビウス
説明不要の上級モンスター。このカードの召喚が通るだけで1アドが確定します。
しかし1枚採用だと中々引けず、バックの多い相手に負けが目立ったので採用枚数を増やしました。
しかし上級モンスターということで生贄を確保出来ずに事故要員にもなりかねない点とカオスのコストにならない水属性である点で2枚での採用にしました。
・ならず者傭兵部隊
召喚権を使ってしまう代わりにピンポイントでモンスターの破壊が行えるカードとして採用。
ここの枠は同族感染ウィルスとの選択ですが、今回はならず者を採用しました。理由については後述します。
・阿修羅
貴重な光属性であり、対リクルーターメタ。
リクルーターとリクルートされたモンスターをこれ1枚で全て潰せるのはかなり大きいです。
環境的に投入されている事が多いスケープ・ゴートもこれ1枚で潰せるのは地味に評価点です。
・ニュードリュア
環境的に強いガジェット対策に採用しました。
このカードがデッキに入っている事で、キラートマト1枚の召喚からグリーンガジェット相打ち→イエローガジェットと相打ち+相手のモンスター1枚を道連れにできるので、実質1:3交換が期待出来ます。
これを行う事で墓地にカオスの闇のコストも貯まるので無駄がないです。
仮に手札に引いていたとしても1:1交換が期待できるのでアド損にもなりにくい事から採用しましたが、複数枚入れるようなカードではない為1枚での採用。
・魔導戦士 ブレイカー
説明不要の制限カード。召喚が通るだけでほぼ1アドが確定するので採用しない理由がありません。
カイクウやカオスモンスターの召喚をする前にこのカードを雑にプレイして奈落の落とし穴を相手に使わせるのはよくある光景です。
・抹殺の使徒
環境的に強いリバースモンスター対策です。
戦闘破壊されないモンスターや、奈落の落とし穴を警戒して異次元の女戦士を裏守備でセットするプレイ等も対戦する中では高頻度で発生する為採用しない理由がないと思いました。
・地砕き
1:1交換ができる除去カード。
このデッキは強力なモンスターが多い事から、このカードで相手のモンスターを破壊できるとライフレースで優位に立てる状況が多かった為採用しました。
枚数については完全に好みの範囲だと思ってますが、引きすぎてもモンスターが引けなければ意味が無いため2枚での採用。
・強制転移
リクルーターの枚数が5枚のこのデッキでは強力な除去札として期待出来ます。
状況によっては、相手の強力なモンスターを奪ったままゲームエンドまで行くこともしばしば。
・スケープ・ゴート
これ1枚で相手の攻撃を4回シャットアウトできるのはとても強いです。
強制転移が採用されている事からただ攻撃されるカードだけではないという点、相手の強制転移を躱すこともできる点から採用しました。
しかし、デメリット効果がリクルーターとの噛み合いが悪いので枚数を落としての1枚。
・サイクロン
説明不要。相手のバック除去手段。
・収縮
基本的には相手のモンスターを返り討ちにしたり、無理矢理打点突破するために使います。
しかしこのカードの真の使い方は、相手の奈落の落とし穴を不発に終わらせれる点にあると思っています。
例に出すならば、魔導戦士ブレイカーです。
魔導戦士ブレイカーは召喚が通るだけで1アドが確定しますが、その分奈落の落とし穴を使われることの方が多いです。
しかし、それにチェーンで収縮を自分の魔導戦士ブレイカーに使うことで打点が800となり相手の奈落の落とし穴をすり抜けます。
そのため相手が魔導戦士ブレイカーを重く見た場合、召喚反応カードやフリーチェーン除去をもう1枚使わせることができますが、それをされたとしてもこちらにはカオスソーサラーやカオスソルジャー開闢の使者等の強力なモンスターが多い為、安易に使わせることを躊躇させる事が出来ます。
ただし、打点が3000である開闢の使者にはこのプレイが出来ないので注意。
以上の理由により収縮は採用しましたが、このカードは自分のモンスターがフィールドにいて初めて効果を最大限発揮できるカードであり、単体では何も出来ないことから1枚での採用となります。
・砂塵の大竜巻
マスターデュエルの04環境では大嵐が使えないため相手の魔法・罠の除去手段がサイクロンとこのカードぐらいしかない為採用しています。
しかし枠の都合上2枚にしてあります。
・破壊輪
当時とは違ってエラッタはされましたが、使い勝手がほぼ変わってない制限カードなので採用。
ただこのカードでフィニッシュする事はほぼ出来なくなっているので、ただのフリーチェーンの除去手段として使いましょう。
・激流葬
説明不要の制限カードであり、貴重な全体除去カード。
しかし、04環境で相手の場にモンスターが3体も並ぶ場面はそうそうないので2体もっていければ充分役割を果たします。
・奈落の落とし穴
この環境では除外できる点が非常に優秀です。
というのも、現代の環境とは違って04では除外ゾーンを有効に使えるカードが原初の種や異次元からの帰還ぐらいしか存在しないのですが、異次元からの帰還は禁止カードであり、原初の種も発動条件である混沌帝龍-終焉の使者-が禁止カード、カオス・ソルジャー開闢の使者が制限カードであることから使える状況がかなり低いので除外ゾーンを有効に使えるカードが存在していないようなものです。
しかし、奈落ラインに引っかからないリクルーターやガジェットが多い事から腐る状況もややある事から2枚での採用としました。
・炸裂装甲
使い勝手の良い攻撃反応カードのため採用しましたが、枠の都合上で2枚です。
・神の宣告
カオスソルジャーを強引に通す事もでき、相手の発動されたら嫌な魔法・罠も止めることができる点を評価して採用。
しかし、ライフコストの重さがこの環境では気になるため1枚での採用。
・リビングデッドの呼び声
この環境では貴重なモンスター蘇生手段です。
強力なモンスターが多いこのデッキだからこそ採用しない理由がありません。
エクストラデッキについて
強制転移で相手のデビルフランケンや裏守備の幻想召喚師が送られてきた場合のみ使いますが、ほぼそんなケースは存在しないのでお飾りも同然です。
サイドデッキの採用理由
・ミスティック・ソードマンLv2
リバース系のモンスターを多用するデッキ対策。
しかし、このデッキではメインに入るようなカードではない為サイドでの採用。
・阿修羅
リクルーターが多めのデッキ対策。
メインデッキの阿修羅1枚だけでは足りない相手の場合のみサイドチェンジ後に投入します。
・シールドクラッシュ
裏守備をあまり多用しない相手と聖なる輝きを投入する場合に抹殺の使徒と入れ替えで使います。
守備であれば裏側でも潰せるのは地味に評価点。しかし、基本的にはメインに入っている抹殺の使徒と地砕きで充分足りているのでサイドでの採用。
・砂塵の大竜巻
永続系のカードが多い相手や伏せカードが多い相手に対して3枚目です。
メインに3枚目の採用が出来なかったためサイドデッキに入れました。
・生贄の抱く爆弾
対帝専用の聖なるバリア -ミラーフォース-です。
発動条件が生贄召喚されたモンスターの攻撃宣言時とやや使いにくいですが、本家ミラーフォースは禁止カードなのでミラーフォース警戒の守備表示に変更というプレイはこの環境ではされない為、決まれば大きいと感じたため採用しましたが、複数枚入れるようなカードではない為1枚。
・連鎖除外
サイクルリバースモンスター対策で投入してあります。
このカードの発動が通れば基本的には同名カードを全て除外できる点は非常に優秀と感じたため採用しました。
とはいえこのカードもメインに投入するようなカードではないのでサイドデッキにしました。
・封魔の呪印
相手の魔法カードに対するカウンター且つそのデュエル中での同名カードの発動を封じれる点が非常に優秀。
相手のデッキの魔法カードに軸が存在する際や除去カードが多い際にサイドから投入します。
主にフィールド魔法や永続魔法を使う相手にはかなりの効力を発揮します。
このカードでのメタの対象の筆頭は王家の眠る谷-ネクロバレー-が該当します。
カオスというデッキの性質上、墓地利用を封殺されるのはかなりキツいのでネクロバレーが見えたら2本目からはこのカードを必ず採用するレベルだと思っています。
ただ、今回の構築は魔法カードの採用枚数がやや少ないためサイドにしました。
採用枚数については検討する価値あり。
・王宮のお触れ
罠が非常に多いデッキ対策。
今回の構築は罠がそこそこ入っていますが、ドローソースがないこの環境では他の罠ともある程度の共存は許容範囲内だと感じたので採用しています。
・聖なる輝き
対サイクルリバースメタカード。
サイクルリバースが採用されるデッキは基本的にはロックデッキであり、このデッキはロックデッキを苦手としているため採用しない理由がありませんでした。
このカードが発動されている間は裏守備にする事ができないのでサイクルリバースモンスターが完全に機能停止する点で非常に優秀です。
あと、月の書と闇の護封剣も完全に腐らせることができる点も地味な評価点だったりします。
しかし、今大会ではロックデッキがそもそもいなかったので入れ損していました。
不採用理由のカードについて
・同族感染ウィルス
貴重な全体除去効果持ちであり、1ターンに何度も使える点が非常に優秀な制限カード。
このデッキではならず者傭兵部隊との選択になりますが、このデッキでは奈落ラインを超えているモンスターも多くこのカードもその1枚です。
そして何よりも、ドロー手段がないこの構築で手札コストを消費するという点が気になったので採用を見送りました。
・首領・ザルーグ
奈落ラインに引っかからずハンデスできる点やキラー・トマトからリクルートできる点が優秀です。
しかし打点がグリーンガジェットやリクルーターと一緒であることや、その他のハンデスするカードを投入していなかったので採用を見送りました。
・魂を削る死霊
戦闘破壊耐性持ちのハンデスモンスター。
デメリット効果の対象に取られたら自壊する効果がありそもそも長いターン残ることが少ない点や、このカードで戦線維持をしてまで生贄召喚したいモンスターもメビウスぐらいだったので採用を見送りました。
・大盤振舞侍
強制転移とのコンボで実質アニメ版天よりの宝札をしてくれるカード。
しかしこのカードを投入する場合、このカードの攻守より数値が低いモンスターを採用しなければならない点が目立った点、引いた時に手札で腐りがちであったりと、投入している際のデメリットがかなり目立ったので今大会では採用を見送りました。
・見習い魔術師
魔力カウンターが供給できることから魔導戦士ブレイカーとの噛み合いが優秀であり、低レベルの魔法使いをリクルートできる点が優秀なモンスター。
このカードのリクルート先は主に聖なる魔術師であり、たまに執念深き老魔術師もリクルートしますが、今回は聖なる魔術師を採用していない事からこのカードも採用を見送りました。
・聖なる魔術師
魔法カードをサルベージできるリバースモンスターであり、貴重なカオスの光のコスト要員。
しかしマスターデュエルでの04環境では、当時は使えた強力な魔法カード達が軒並み禁止カードになっている点、今回の構築で使い回したい魔法カードがないという理由により採用を見送りました。
・ブレイド・ナイト
貴重な光属性モンスターであり増援でサーチできる点が優秀。
しかしこのカードは複数枚投入する程の性能は有しておらず、打点上昇もこちらの手札が少ない時のみであり、わざわざこのカードで打点を超える必要がないという理由により採用を見送りました。
・D.D.アサイラント
優秀な除外効果持ちのアタッカー。
この環境では下級モンスターの最大打点ラインが主に1800である為、このカードを構築に入れているとカイクウの攻撃が通りやすくなる利点があり、下級モンスターの打点ラインの増強が見込めますが地属性でありカオスのコストになれない点がやや目立つので不採用。
しかし、サイドデッキには投入する価値は一考の余地があります。
・ライトニング・ボルテックス
貴重なモンスター全体除去カードですが、同族感染ウィルスで理由を述べた通り、手札コストが気になったため不採用。
以上が今回採用しなかったカードの理由になります。
上記で挙げられていない不採用カードもまだまだありますが、これ以上はキリがないので割愛とさせていただきます。
この構築に至るまでの経緯
今回の構築に至るまでの経緯も軽く話しておきます。 マスターデュエルで初めて04環境を始めて大会に出た時の構築はこれになります。
まだ始めたばかりで手探り状態だったというのが大きかったですが、結果的には2-2の予選敗退でした。
この時の構築は、当時のカオスの優勝レシピを参考にして組んでいた為、かなり採用枚数が散らばっています。
その為、大会終了後に何故当時のカオスが1枚採用だらけで勝ちきれていたのかを考えました。
当時のカオスは何故そんな構築が成立していたかと言えばやはり強欲な壺、天使の施し、苦渋の選択の存在が大きいです。
それらが欠けていると知っていた上でデコイチとメタモルポットを採用していましたが、結果的にはただデッキとしてのまとまりがない紙束だったという結果に落ち着きました。
そして対戦回数を重ねて、次に至った構築がこちらです。
この段階で既に今回の構築の雛形が完成しています。
フリー対戦の時は全く勝ち越せず、ずっと迷走していて大会が始まる30分前までデッキが完成していませんでした。
正直、除去ガジェで出場しようかと悩んだ程で、除去ガジェの構築も組んでいたのですが、その時にふと思い、試しに組んで出場した結果が準優勝であり、自分の中でハマりかけたものがありました。
除去ガジェというデッキの強さの理由の一つに除去効果を持つ魔法や罠で低ステータスのガジェット達を守りながら戦うというスタイルがあります。そのため魔法罠の除去カードがかなり強いです。
であるならば、同じようにカオスも組めば良いだろうと試しに組んでみたらそのまま強かったという結果でした。
そして手札枚数を維持するドローソースとして大盤振舞侍のコンボも搭載した除去型リクルカオスという形に至りました。
ですが、スイスドロー予選は2-2でギリギリ4位通過、決勝も負けとイマイチ勝ちきれずにいたので再度勝ちきれない理由を探しました。
その理由として、打点で押し負けるという事が少しありました。
というのも、この構築は大盤振舞侍を入れている関係上で、見習い魔術師や聖なる魔術師という戦闘に関われない程の低ステータスモンスターが存在しています。
こちらが劣勢の状態の時に欲しいのは打点解決できるモンスターですが、見習い魔術師や聖なる魔術師はそれらには全くと言っていいほど繋がりません。
そして、大量ドローコンボをするのにパーツが足りない状況での大盤振舞侍を引いてしまうと正直ドロー1枚分がなかったようなものになります。
上記以外の理由だと強制転移をスケープ・ゴートによって躱されたり、羊トークンの処理に数ターンかけてしまった等、細かい理由が色々とありました。
その為思い切ってドロソを抜いてリクルーターの戦線維持のみに絞り、相手のバック除去を増やしつつ守りを固めた構築にした結果優勝する事が出来ました。
プレイする上で気をつけていたこと
次に大会中でプレイする時に気をつけていたことを話します。
・霊滅術師カイクウを雑に使わない
この構築は見てもらえばわかると思いますが、カイクウ以外の下級モンスターの平均打点はやや低めです。
そのため、カイクウが奈落の落とし穴に引っかかりそうだったり炸裂装甲を貰いそうな状況はかなりありました。
このデッキは如何にカイクウの召喚と攻撃が安全に通るかで本当に勝敗に直結します。
そのため、カイクウをプレイする前にわざと魔導戦士ブレイカーや異次元の女戦士で奈落の落とし穴を使わせたり、炸裂装甲を使わせたりするプレイが非常に大事になります。覚えておきましょう。
・リクルーターを如何に有効的に使うか
この環境はリクルーターが非常に強い環境です。そのためリクルーター同士の相打ちというプレイは頻繁します。
この構築はキラー・トマトとシャインエンジェルが入っていることもあり、この2枚が同時に存在するケースもかなりあります。
その状況で相手のリクルーターにぶつける際は、敢えて1枚ずつぶつかっておく事が重要になります。
というのも見てもらえば分かる通り、この構築は光属性のモンスターをかなり絞ってあります。
なので雑にキラー・トマトを3枚ぶつけておくのではなく、シャインエンジェルとキラー・トマトを1枚ずつぶつけておく事で墓地にカオスのコストを貯めることが出来ます。
なので相手がリクルーターを雑に攻撃表示で置いてきた場合は、墓地肥やしのチャンスだと思っておきましょう。
ちなみにこのプレイは強制転移でも応用出来ます。
キラー・トマトかシャインエンジェルがフィールドに既にいる状態で手札に抱えているもう片方を召喚し強制転移を使えば、相手の強力なモンスターを奪い取りつつ、こちらは墓地にカオスのコストを貯めつつ盤面のモンスター3体という強力な布陣を作ることも出来ます。
ここまで都合の良い状況は少ないですが覚えておいて損はないです。
・カオス・ソーサラーは敢えて守備表示で出す
これに関しては僕が普段から行っているプレイですが、ほぼ裏目になることがないです。
というのもカオス・ソーサラーを出す上で一番多いのが、攻撃せずに安全に相手のモンスターを除外したいという状況です。
仮に召喚が通って効果が通ったとしても攻撃表示で出している場合、収縮を使って打点突破されることは意外とあります。
しかし守備表示で召喚していると相手は収縮での強引な突破が不可能になり、シールドクラッシュや地砕きを使うしかありません。
ただシールドクラッシュは破壊できるモンスターが守備表示限定であるためメインから入れている人は意外と珍しいです。
そうなると、カオス・ソーサラーの突破方法が必然的に地砕きを使うしかなくなります。
異次元の女戦士に関しては最強の除去効果を持っていて相当な理由がない限りはどのデッキからも飛んでくるのでそこは割り切る事が大事です。
・相手の伏せている魔法・罠を見極める
これはかなり大事な事なので常日頃から気をつけましょう。
マスターデュエルでは、発動タイミングになるとラグでどの種類のカードを伏せているかが分かりますので、大雑把でもいいので見極められると敢えて使わせるプレイが出来たりするので、その後のプレイ方針がかなり変わります。
僕の経験談でそのタイミングでラグが発生するカードを記載しておくので参考にしてみてください。
・モンスターを召喚した際に反応
激流葬、落とし穴※、奈落の落とし穴※、連鎖除外※
※この3枚は出したモンスターの打点によっては反応しないので注意。
・召喚成功時効果を持つモンスターを召喚した際に反応
神の宣告、昇天の角笛
・モンスターの攻撃宣言時に反応
炸裂装甲、万能地雷グレイモヤ
・魔法・罠の使用時に反応
神の宣告、マジック・ジャマー、封魔の呪印、盗賊の七つ道具
・フェイズ移動する時や上記の状況全てで反応
リビングデッドの呼び声※、砂塵の大竜巻、サイクロン、収縮、エネミー・コントローラー、スケープ・ゴート、月の書、サンダーブレイク、鳳翼の爆風、破壊輪、永続罠全般
※リビングデッドの呼び声に関してはデュエルの状況や相手によっては中々発動されず騙されやすい為注意。
終わりに
以上が僕の頭の中にある今現在の思考です。
対戦経験を重ねたらまた考えが変わるかもしれませんが、この記事を読んで参考になったという方が少しでも多ければ幸いです。
かなり長くなってしまいましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。
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