グループホームのコロナ対応

先週は中軽度の障害のある方たちが暮らしているグループホームで2名のコロナ陽性がでた。

発症は1日違いだったが、それぞれ他法人の違う通所先に通われていて、通所先で体調不良となり個別に送迎をしてもらいホームに戻ってこられた。

発熱時には検温を定期的におこなって経過を見て、熱が下がらなかったり上がったりするようだったら通院することにしている。

お一人は平日だったのでかかりつけの病院ですぐに検査をしてもらえたが、もうお一人は土曜日の午後からの発症だったので対応してくれる病院を探しての検査となった。

お二人とも検査の結果が陽性だったが(お一人は1回目は陰性だったが、熱が下がらないので翌日にあらためて検査をしたら陽性だった)、今は陽性となっても対応が決まっているのでそれほど慌てることはなくなった。

中軽度の方たちのグループホームでは、入居者が発熱した時点で下のような対応をすることにしている。
・トイレ以外は自室で過ごしてもらう。
・食事は自室で食べる。
(食器は使わず紙皿とペットボトルのお茶で対応)
・トイレは専用として、他の入居者の皆さんは別のトイレを使用してもらう。
・お風呂は入らないか一番最後に入ってもらう。
・スタッフはできるだけ自室には入らない。
・食事や薬の受け渡しの時にはマスク、手袋を着用。
(飛沫が飛びそうな時にはエプロンやフェイスガード着用)
・スタッフは手指消毒をいつも以上にしっかりおこなう。
・他の入居者の皆さんには共有スペースに来る時にはマスクを着用してもらう。
・ホーム内の消毒をいつもより頻回におこなう。

今回もこのような対応をしたが、発症したお二人は療養期間が終わるまでいろいろな制約の中で生活されたのできつかったと思う。

お二人がきつい中でも決まりごとを守って生活していただき、スタッフも決まった対応をしてくれたおかげで他の入居者やスタッフに広がることなく無事に療養期間が終わった。

コロナは無事に終わったが、この間のいつもと違う雰囲気やスタッフの対応が原因なのか、気分的に調子を崩してしまった方がいて、現在はその方の対応も続けている。

また、直後に入居者のお一人のお母様が亡くなられて、後見人さんと連携しながらその方が通夜や葬儀へ参列するお手伝いをしたりもしている。

生活をしていく上ではいろいろなことがある。

そんないろいろなことにご本人さんと一緒に対応していくことが、生活を支えていくということだろう。

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