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ここまで育ててくれた親に感謝だ。おとう、おかあ、死んでしまったおじいちゃん本当にありがとう。

親には感謝と言うけど意外と忘れがちになってしまうし、文章にしてみるともっと感謝するべきところがあるだろうし、どういうところにありがたみを感じるべきなのかを考えるきっかけになればいいなと思った。

でもきっと書き出したらキリがないと思う。
だって、本当に全てに感謝だから。

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小さい頃はいつもボールを一緒に蹴ってくれたね。リフティングを教えてくれたね。フェイントを教えてくれたね。ドリブルをシュートをたくさん教えてくれたね。

サッカー選手になりたいって言って頑張れって言ってたけど多分なれるとなんて思ってなかったよね。
だって、俺はみんなより下手だったもんね。

それを気づき出したのは中学生の頃だった。小学校の時は周りよりうまかったし、県トレセンにも選ばれてたけどそれがだんだん通用しなくなっていった。気づけば俺は地元でも1番上手いのかわからないくらいだった。

だから青森山田に行きたいって言った時は初めてダメって言ったね。それは当然だと思う。親の愛だったと思う。あのままいってもどうせボール拾いで終わってしまう未来が見えていたと思うから。でも、おとうとおかあで話し合って行かせてくれてありがとう。

あの時の決断を尊重してくれてありがとう。あれがなかったら俺はプロにはなれてないし、今ほど人生が幸せにもなってなかったと断言できる。中学校の時はほんとに自分がしょぼすぎてたくさん怒られたし、ダメ出しをしてくれたね。わかる。マジでやる気あるの俺?ってくらいだったからね。

でも高校に入ってからサッカーのことでなにかを言われることはなくなったね。いつも褒めてくれたよね。お前ならできるって励ましてくれたよね。余裕だよって勇気づけてくれたよね。ありがとう。

きっとこれ(↓)を見たんだよね。
俺のノートを隠れて見ないでくれよ。
これをきっかけに流帆も大変な中で頑張ってるからもうサッカーのことを言うのはやめようって思ったんだよね。そんな気遣いしなくてよかったのに。

自主練中に涙が止まんなかったんだ。だからすぐに寮に帰ったよ。シャワー浴びながら熱いお湯と一緒にたくさんの涙をこぼしたよ。でもそう言われてよかったよ。たくさん馬鹿にされてよかった。

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忘れもしない。
おじいちゃんが癌だって聞いた高校2年生の夏。
もう半年ももたないと思うって。おじいちゃんは直接言ってくれなかった。これで会うのが最後だと思うって親には言ってたらしい。
悲しすぎて泣きまくった青森山田に帰るまでの車の中で俺は誓ったんだ。

絶対に試合に出てる姿を見せたい。


おじいちゃんはいつも言ってたよね。

サッカーを楽しむのが1番だよ。
そして後輩に優しくしてあげるんだよ。

そればっかりいつも小さい時から言ってたね。たくさんお菓子をくれたね。パチンコで買った景品をいつも持って帰って来てくれたね。好きなものをたくさん買ってくれてありがとう。手作りのゴールを作ってくれたり、夜も練習できるように手作りの電気を庭につけてくれてありがとう。たくさんいつもプレゼントをありがとう。
いつもいつも優しいおじいちゃんでいてくれて本当に本当にありがとう。

そして3年生の春に癌で苦しい中、抗がん剤で髪も無くなって、歩くのも困難な中、俺のレギュラーになった試合を見にきてくれてありがとう。

俺、自分と交わした約束守れてよかった。


生きててくれてありがとう。それだけだよ。
俺おじいちゃんのことほんとに大好きだった。
こんなに別れが早く来ると思わなかった。悲しかった。

おじいちゃんが亡くなったのは2015年2月9日だった。
俺がどうしてもなりたかった高校選抜の合宿の2日目の夜だった。あの日のことは忘れもしない。親から報告の電話がかかってきたときはもう親も泣いてて俺も大号泣して1人でうずくまって叫んだ。

こんなにも長く生きてくれてありがとう。余命半年から一年半も生きてくれた。一緒に闘ってくれたんだね。

おじいちゃんの最後のプレゼントは高校選抜だったんだね。


俺の夢を最後にプレゼントしてくれてありがとう。
おじいちゃんそして4年越しにプロになれたよ。運よかったよありがとう。天国でもちゃんと見ててね。

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たくさんバカにされたよ。ひどい言葉も投げかけられたよ。でも俺勝ったよ。1番下から這い上がって勝ったのは俺だったよ。

俺はたくさんおとうとおかあとおじいちゃんからたくさんの愛を受けて育ったよ。生き方も教わった。考え方も教わった。そして俺にいつも自信を与えてくれてありがとう。俺はもう誰にも負ける気がしない!

俺が唯一、親に与えれたことは

人の可能性の限界はないってことだ。


俺はこれからも証明していく。可能性に限界はないと。人に夢を与えなさい、勇気を与えなさい、元気や笑顔を届けなさい、それがなければなにをやっても成功はないと教えてくれたのは親だ。俺がんばるよ。

いつも優しい笑顔でそして愛を与えてくれてありがとう。


感謝してます。幸せです。












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