戸田智弘さん 働く理由の感想文その2

『P207、P208に、職場は、効率良く物やサービスを生み出す場所である。これは正しいか?
間違いではないが、言葉が足りていない。なぜならば職場は、文化の場、コミュニケーションの場、交流の場でもあるからだ。

近年、雑談やおしゃべりの役割が見直されている。かつての効率重視の職場では、おしゃべりや雑談なんて無駄なことだとされてきた。

しかし、最近は、雑談やおしゃべりによって、従業員のいろんな知恵や知識が交わり、新しい価値が生まれることが分かってきた。

雑談やおしゃべりを禁止する会社は20世紀型の時代遅れの会社、奨励する会社は21世紀の知価社会を生き抜く会社なのだろう。

前者においては、物やサービスを生み出す場所としてしか職場がとらえられていない。しかし後者においては、職場は物やサービスを生みだす場所であると同時に、人々がふれあい、刺激しあう文化の場となる。』



と上記のような事が書いてあったが、確かにそうかもしれない!と思った。

何でも効率、効率ばかりを追求していると、追求している過程を楽しめなくなる可能性がでるのではないかと思う。

例えば、最短距離を行くために、地下鉄に乗るとする。が、それでは、周りは暗く、周りの景色を楽しめない。

それならば、多少、遠回りでも、外を走る電車に乗る事で、色々な景色を楽しめることもあるという事を考えると、筆者に共感できるところもある。

効率的でない場合にも、何かしらメリットが潜んでいる可能性があると思うのは、ある意味、正しいかもしれない。

雑談やおしゃべりも、長く話しすぎたら、残業が増えて、まずいだろうが、適度な時間の雑談やおしゃべりなら、許容されてもいいのかもしれない。

ただ、これは、労働者側の視点であり、経営者側の視点としては、残業は、なるべく減らして、コストを削減したいので、雑談やおしゃべりは、昼休み等の休憩時間にしてほしいと思うのが、本音ではないだろうか?

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