学校の校則には、意味がある

「髪の毛を染めてはいけない」は、将来、生徒たちが、没個性で統一性を重んじる、ルールのある社会組織に所属した時に、髪を染めていては、反乱分子として否定されてしまう可能性がある。

だから、学校では、秩序を重んじる将来の社会組織に適合することができるように、練習として教えているのだ。

郷に入りては、郷に従えという言葉があるように、
髪を染めたいなら、髪を染めていいような、例えば、美容関係の専門学校に行けばいいだけだ。

個人のワガママを受け入れるほど、この世の中は、甘くない。

TPOを考えればこそ、髪の毛を染めてはいけないという、意味がある校則があるのである。

個性を発揮して良い場面と、そうじゃない場面を見分けて、実行できる人間になって欲しいという先生がたの熱い想いが、校則にはこめられているのである。

多様性は、確かに大事だ。だが、一様性も否定する必要はないのではなかろうか?本当に多様性を尊重すべきなら、一様性も尊重すべきではないだろうか?

セーターを一番上に着てはいけないというのも、生徒の個性を押し込めて、ある一定のルールの中で生きるための教育なのである。

その組織のルールを変える努力もよい。ルールを変えるだけの根拠や理屈などがあり、説得力があれば、ルールは変わる事もある。だが、その組織のルールを守ってくれと言われたら、基本的には守るのがスジなのではなかろうか?

個性は、大人になってからでも、発揮しやすいと思う。だが、秩序を守る訓練は、若いうちからやっていたほうが、秩序を重んじる組織に入った時に適応しやすくなり、その人のためになるのである。

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