新入社員研修のお話

入社式が行われた、4月1日
本社がある、新宿のビルの会議室。

案内された書類には、始まりの時間は書いてありましたが、
終了時間が書いてなかったので・・・

大学の入学式や卒業式のように、半日ぐらいで終わるのでは?
との淡い期待を抱いていました。

でも、現実は厳しい!
当たり前のように、午後も研修がありました。
午後は、人事の方から、いろいろな説明を受け、明日から、
西武新宿線の玉川上水駅の近くにある、大学で行いますので、
当分そちらに通ってくださいと説明されました。

玉川上水って、どこ?
大学時代は、地方で一人暮らしをしていました、
新宿の会社にはいったので、藤沢の実家に戻っていました、

当時は、玉川上水までの経路や時間をどうやって調べたのかは?
覚えていませんが、
おそらく、時刻表で調べてみた、
藤沢から、玉川上水まで、片道ほぼ2時間!
それって、聞いてないよ・・・って感じ。

会社としては、4月1日から社員(試用期間ですが)なので、
どこで研修をやろうが・・構わないのですが・・

いきなり、社会人としての厳しさを感じた一瞬でした。

玉川上水での研修は、およそ3週間ほど・・
理系も文系も一緒に、会社の仕組みなどの基礎的な研修がありました。

そして、時は、平成元年は1989年。

そう、WINDOWS95で世の中に、パソコンというものが普及する、
6年も前のおはなし。

スマホやパソコンなどもなく、
書類は、全て手書き・・

社内の書類の書き方なども教わりました。

ちょっと前まで大学生だった、新入社員に丁寧に指導をしてくれた、
人事部の教育担当の方には、感謝ですね。

忘れられないエピソードとしては、休み時間にトイレに行った時に、
同じく研修を行けている、同期から、〇〇団地に住んでいた、〇〇くんじゃない?小学校のときに同じ団地にいた、一才歳上の××だよ!
と、声を変えられたこと・・

確かに、顔は覚えていました。
僕が大学に入るのに1年浪人しているから、1浪一流か、2浪なのか?
でも、こんな出会いもあるんだなと、思いました。
彼とは、(歳上ですが)その後も同期として一緒に仕事をしました。

研修中に配属に関しての面接がありました。
文系での就職なので、当然営業職をイメージしていましたが、
人事の方からは、海外営業を勧めれ・・・
当時の僕は海外営業のイメージができなかったので、
同じ営業をするのなら、ユーザーのことがわかる、
国内を希望しますと伝えました。

3週間程度の研修が終わると、今度は、理系と文系に分かれて、
最後の研修に。

文系は、本社での研修。

そこでは、実際に営業に関する研修が・・

そこで、聞いた、S部長の話は、今でも忘れれれません。

”会社名で〇〇社さんと言われているうちは、まだダメで、
 個人名で、△△さんと呼ばれるようになりなさい。”

と・・・

そのことは、僕が会社で仕事をしているうえで、忘れたことはありません。

そして、そのS部長からは、その後もたくさんのことをおしえていただくことになるのですが、その時の僕には、そんなことは思いもよらないことでした。

研修も無事?終わり、いよいよ、実際の仕事場への配属です。

30年以上も前の話ですが、書いているとどんどん記憶が蘇ってきます。

今日はこの辺にいたしますので、お楽しみに!

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