火事があったら何するの⁉︎
皆さんこんにちはRyuです😄
皆さんは実際の火災現場を見たことがありますか⁉︎
火災はその方の家だけでなく、大切な物や思い出、最悪の場合は命を奪ってしまう危険な災害ですよね。
我々消防士は火災を起こさないために予防広報を行なっています。
しかし、家がある限り火災がなくなることはありません。
なぜなら、鍋のかけ忘れや寝タバコなど、ヒューマンエラーで火災が起きることが比較的に多いからです。
総務省消防庁が実際に発信している消防白書では、火災の原因は寝タバコが原因の第1位でした。
実際に火災が起きれば我々消防士は火災現場に行き消火活動に当たります。
どのように火を消しているのか、出動はどのような流れなのか等、徹底解剖したいと思います。
火災が発生すると⁉︎
起きてはいきませんが火災が発生すると発見者が119番通報をします。
119番通報をすると指令センターという119番通報を受ける専門の通信室に繋がります。
この際に、何がどのようにどのくらい燃えているか、場所がどこなのか、位置情報の詳細を聞かれます。
場所を間違えて聞いてしまい、消防車が全く違う場所に出動してしまっては大変ですよね。
ですから、近くの目標物や、番地など事細かく聴取し、場所の特定をすることが大事です。
また、建物に逃げ遅れの方がいないかなど、
要救助者がいるかも非常に重要な情報の一つとなります。
消防は人命第一で現場活動を実施します。
要救助者がいるのかいないかでは現場での活動が変わります。
これは後で詳しく説明しますね。
119番通報が入電すると消防署に火災指令が流れる
119番通報(火災発生連絡)があり場所の特定が終わると各消防署に火災指令が流れます。
指令がなると皆一斉に防火衣と呼ばれる装備に着替え空気呼吸器を背負い、直ちに消防車にて災害現場に向かいます。
この時出動までに要する時間は指令が流れて約2分程度です。
どんなに訓練をしていても装備の着装や場所の確認にこのぐらいの時間がかかってしまいます。
ですから、消防士は1秒でも早く出動できる様日々の訓練を怠らないわけですね!
出動から現場到着まで
現場に向けて出動した消防車の中では、現場の状況が指令センターから無線で伝えられます。
何がどのように燃えているのか、要救助者はいるのか等簡潔明瞭に無線が飛び交います。
また、現場到着後の自隊の活動内容の確認や、どこの隊がどの場所の消火栓に部署するのかなど明確にすることで、現場到着後の活動がスムーズになります。
この時意外にも車内は騒然とはしていません。
皆、冷静に情報を共有します。
いかなる時でも冷静に判断する事が大事です。
慌ててしまうと助ける側が、助けられる側になってしまうこともありますからね。
現場到着後の活動
現場に到着すると隊長はまず実際に燃えている建物を確認しにいきます。
いち早く現場の状況位を確認し、現場指揮隊長に無線で報告します。
隊員は、ホースカーと呼ばれる電動の機械を使い、水利部署した位置からホースを伸ばします。
現場付近までホースを延長したら、筒先と呼ばれる器具を使い放水をするという流れになります。
現場に要救助者がいる場合
上記の画像を見てください。
こちらは実際の火災現場です。
火災が発生し、逃げ遅れてしまうと人は煙が来ない方へと逃げます。
参考までにですが、火災発生時の煙は最低でも250度と言われています。
当然のことながら、装備をつけていない一般市民の方が煙の中に平然と立っているなんてことはあり得ないですよね。
ですから、ベランダや水のあるお風呂に逃げることが多いです。
※お風呂の水では火災を消すことはできません。できるのであれば窓等の開口部に逃げましょう。
我々消防士の仕事は人命第一と先ほどお伝えいたしました。
現場に来て、燃えている建物に水をかけることだけが仕事ではありません。
要救助者がいれば人命を最優先した活動になります。
水は蒸発すると体積が1700倍になります。
ですから要救助者が中にいればたちまち暑い水蒸気に巻き込まれてしまいます。
詳しい現場活動の方法や内容はまた別でまとめさせていただきます😊
ベランダに要救助者がいる場合は水を出さずに3連梯子と呼ばれる資機材で救出にあたります!
建物一棟が燃えると…
火災現場にて建物が一棟燃えると、完全に消化するまでに平均1〜2時間はかかります。
例えば、これが工場や禁水性(水をかけてはいけない物質)を所有する施設だと更に長引きます。
記憶に新しいアスクル倉庫火災では
12日間も燃え続けたと言われています。
火災が起きると消火には物凄い時間がかかるということですね。
重さ約20キロの装備を背負いながら活動する消防士は体力をつけなくてはいけない理由がよくわかりますね😊
火災鎮火後の活動
火災が鎮火し一件落着。
とは残念ながらいきません。
我々消防士は2度と同じ火災が起きないように、なぜ火災が発生したかを調べなくてはなりません。
それを、火災原因調査と言います。
火災原因調査の専門の消防士や、鑑識などが現場に来て実際に燃えたものや燃え方を見てなぜ火災が発生したのかを調べるわけですね!
火災は起きてはならない
冒頭にも書きましたが、
火災は家だけでなく、自分の思い出の詰まったものだけでなく、時には人の命を奪います。
火災の発生の原因はヒューマンエラーで起こるとお伝えしましたね。
もちろん、放火など非常に罪深い行為をする方も中にはいらっしゃいます。
しかし、ヒューマンエラーで起こる火災は防ぐ事が出来ます。
鍋のかけ忘れや、ストーブの付けっ放しなど今一度生活習慣を見直してみてください。
また、万が一火災が発生した際あなたが寝ていたら
火災発生に気づくのが遅くなり、最悪の場合には逃げ道がなくなってしまったなんて事があるかもしれません。
予防設備として、住宅用火災警報器と呼ばれる設備があります。
住宅用火災警報器は火災が発生し煙や熱が発生するといち早く感知し、警報音を鳴らし火災発生を知らせてくれる設備になります。
この設備は一般住宅であれば設置義務が生じています。
設置場所としては寝室もしくは寝室が2階にある場合は階段にも設置義務がありますから、1度家の中を見渡してみてください。
もし設置をされてない家庭が有りましたら、早急に設置をするよう宜しくお願い致します🤲
さて、今回は火災が発生した場合の消防士の活動についてまとめました!
今回の記事が参考になった、良かったと思いましたら是非
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