龍神と繋がる旅『魂の宮古島 ⑩』

司守のおばあを迎えに行って向かった御嶽は
小さい駐車場もあり
御嶽へ続く小道もきれいに管理されている場所でした。


洞窟のようなその場所は
今までの御嶽とは異質な空間でした。

洞窟へ続く階段を降りて行くと
真ん中にご神体の岩がひとつ。


おばあによると
昔は2体あった岩だったのが
内地の人間がひとつ盗んで行ったのだそう。

とんでもない行為だけど
この岩の力がそれほど凄かったんでしょうね。

洞窟の天井からは
まるで乳房のように垂れ下がった岩がたくさん。
すごく不思議な光景です。

おばあは足が悪く地面に直接座ることが出来ないので
おばあには近くの石に腰掛けてもらって
私たちで祈りの準備を始めました。


この御嶽は「子宝を授ける」という伝説があり
御嶽の奥には 柔らかい土間があって
そこで夫婦が一夜を過ごすと
子宝に恵まれるというお話でした。

祈りの時間

ふと 周りを見ると
さとちゃんが胸に手を当てて祈っていました。

おっぱいに感じるものが来たんでしょう


その場所でも 祈りの後に岩を囲みつつ踊りました
天井からものすごいエネルギーを感じるなーと思ったら

ご神体の真上には穴が開いていて空が見えます。


おばあは ここから宇宙に繋がっているのだと教えてくれました。


暗い洞窟なのに
祈り 踊り 賑やかに過ごしていると
暖かく力強いエネルギーに満ちて行きました。


ともさんは ここの御嶽をきれいに管理してくれている人の名前を
おばあに聞いていました。
「こんなにきれいにお掃除もしてくれて、お礼をしたいな」
そう思ったそうです。


おばあを家まで送り届けた時
おばあの家の前で撮った写真に
龍神が写り込みました


画像1

次の御嶽は
私の夫と息子の御嶽です。


血の繋がっていない親子なのに
不思議なことに御嶽は同じ。


やっぱりご縁があったんでしょう

そこは海岸に面した御嶽。

ちゃんと鳥居があるのに
その奥はうっそうと茂った木々が
その奥の御嶽の存在を隠しています。

御嶽が来る者を拒んでいるときには
草や木々に邪魔をされて
入ることすら出来ません。


ですが 私たちは先祖守のおばあに許しを得たものたち。
小道が奥に見えました。


すると御嶽の奥から
4人連れの人たちが出てきました。

誰だろう・・・・。


鳥居をくぐって私たちの元へ来たひとりの女性。


「あなたたちは御嶽へ何しにきたの?」


よく観光客が遊び半分で御嶽へ入り
勝手をされたり荒らすことがあるので
その女性は警戒するように私たちを見ました。

ともさんが 私たちがここへ来た目的と
先祖守のおばあに許しを得たことなどを説明すると


とたんにニッコリと笑顔になり

「そうだったの!あなたたちは6人?」

そしておもむろに連れの三人を振り返って
「私たちは4人。合わせて10人ね。ほら統合よ」

他のお連れさんたちも おお!とびっくりされた顔


「これから神事をします。良かったらご一緒にいかがですか?」


私たちは ここで出会った4人連れと合同で神事を行うことにしました。

準備をしている間に話を伺うと
引率されていた方は
カミンチュのおばあで
お連れさんたちは ご友人とそのお連れさん。


カミンチュのおばあは
実はとても高名な方で
スピリチュアルな本で数ページにわたって
インタビュー取材を受けた事もある方でした!


そして一緒にいらしたご友人のお名前を伺って
私たちはさらなる衝撃を受けることになりました。

まさか!

ここでお逢いすることになるなんて!!


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