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いよいよ、LOCAL Curation「農家の中山真一さん」

最近、宮崎県新富町の農家の中山さんを紹介してもらいました。中山さんは芋や大根を育てていて、これからの時期はさつまいもを収穫しおわった畑にやぐらを立てて大根を干して、漬物用の干し大根として出荷するそうです。

漬物を製造するのは、漬物伝道師の木村さんのキムラ漬物です。原材料の生産から製品の加工まで町内でやっているのはとても興味深いです。干し大根や漬物には新富の「農」(みのり)を感じます。そして、そこに携わってる方々もすごく魅力を感じます。

今日は中山さんの畑を訪ねて、畑や野菜、干し大根のことを聞いてきました。やぐらの柱を差し入れる穴を掘りながら、いろいろ話してくれました。

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印象に残ったのは、
◯畑に”めぐり”を作る
◯地域の農(みのり)を取り入れたものづくり

この2つです。

まずは、中山さんが作ってる”めぐり”についてお話します。

ぼくがちょっとだけ農業をしていた時にも「芋は同じ場所で作ってはいけない」と言われてました。連作障害や病気が入りやすくなるから注意しろということを言ってたんだと思います。

中山さんはさつまいもを収穫した後に大根やぐらを立てますが、実はその地面にはイタリアンという牧草の種をまいているそうです。もう芽が出ていました。大根やぐらは1月か2月くらいまでで、イタリアンが青々としたら畑の中にトラクターでかき込んで緑肥となり、春に植え付けるさつまいもの栄養となり、連作障害も起きないそうです。

さつまいも収穫

大根の干し場
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イタリアン

緑肥

さつまいもの植え付け、育成

このめぐりを意識してやっているのが中山さんです。いろいろ試行錯誤されたようです。

この”めぐり”は、新富町の他の場所でも感じます。それは「湖水ヶ池」です。葉が茂り、ハスの花が咲き、れんこんが実る。このめぐりがずっと続いてるフィールドです。

中山さんは畑に湖水ヶ池と同じ仕組み”めぐり”を作っている。
すごく興奮します。

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大根やぐらはとてもシンボリックでそこに目が行きがちですが、実はそこにある暮らしや営みにアート性があると思います。

地域の農(みのり)を取り入れたものづくりについては次回でお話します!

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