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STEAM教育とアート①


この前、STEAM教育プログラムの企画を持ちかけてもらいました。まだ具体的なことは決まってなくて、やってみませんか?程度です。このSTEAM教育は前から気になってました。なんでアートが入ってるのか?、ぼくが子どもの頃に受けた美術とか音楽とはちがうんだろうなー、とか。

STEAM教育をネットで調べると、こちら
◯STEAM教育とは、「科学(Science)」「技術(Technology)」「工学(Engineering)」 「芸術・教養(Art)」「数学(Mathematics )」の5つの頭文字からつくられた言葉です。これら5つの観点を重要視し、21世紀型のスキルを養うことが求められます。
、、、よくわかりません。

なんとなく、アートが、外のことわりと内の宇宙との、こっちとあっちのつなぎ目役みたいになるのかなと思います。もしかしたら、ここらへんとつながるのかなと思うものが二つあるんです。

◯その1
「海獣の子供」というマンガに出てくる天才学者が言ってたお話

人間の中には、たくさんの記憶の小さな断片がバラバラに漂っていて、何かのキッカケで、いくつかの記憶が結びつく。その、ちょっと大きくなった記憶に、更にいろいろな記憶が吸い寄せられて、結びついて大きくなっていく。それが”考える”とか”思う”という事でしょう?それはまるで、星の誕生とか、銀河が誕生する姿とそっくり。

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これは、ぼくが具象から心象に作風を変えるときに使いました。自分に引っかかる言葉を探して絵にして組み合わせていく、自分のためのワークショップ「2文字・3文字らくがき」です。内の宇宙で人為的に結びつきを引き起こして星を誕生させる、ちょっとした「神さまごっこ」です。この時期、思うような絵が全く描けず、苦し紛れのおふざけでした。

このおふざけがヒットして、ぼくにとって初めてのモチーフ”たね”を手に入れました。この”たね”は、”ほし”や”なみ”にも変化します。

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グラレコ(グラフィック・レコード)をされている方とマインドマップについて話したとき、似たようなことを言ってました。リング、らせん、ループみたいな。ぼくの中にあるものを結びつけてできあがったモチーフの”たね”も何かの断片で、それを結びつけてようやく作品になる。前に描いた「ひらけごま」や「ほし」とか。それも断片で次の何かにつながってる。ループですね。

ぼくのお師匠さまのおひとりが言ってました。
「ゴールはない。だからこそ常にスキルアップしなければならない。」

「ひらけごま」や「ほし」は牛飼いや畑の人、児童指導員に。それが今は「LOCAL Curation」に結びついてます。このあたりがSTEAMの中のアートぽい気がする。

外のことわりと内の世界、こっちとあっちのつなぎ目がうまくいくと、アートができあがります。

STEAM教育とつながるもの その2は、次回に。

「海獣の子供」の天才学者の話の図解と重なる新富芸術祭のイメージビジュアル。とても気に入ってます。

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