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第7節 コンサドーレ札幌戦 プレビュー

公式戦はここ2戦続けて引き分けとなかなか波に乗れないフロンターレ。

仙台戦の勝利があっただけに連勝したかったところです。

さて、今回は3つに分けていきます。

〈目次〉

1.広州戦で戻ってきた田坂祐介。攻めに行くのか。守りに行くのか。ディフェンスラインのチョイスはどうなるのか。

2.負傷の心配がなくなった鄭成龍。今節も川崎ゴールを守り抜く。

3.トップ下で広州戦に出場したハイネル。新しい場所で見つけたハイネルの強み。そして中村憲剛との関係性。

以上の3つです!

それでは!

1.広州戦で戻ってきた田坂祐介。攻めに行くのか。守りに行くのか。ディフェンスラインのチョイスはどうなるのか。

先日のACL広州戦で田坂選手が戻ってきました。

田坂選手が戻って来ることで組める戦術は多くなります。

今回、僕が注目しているポイントはディフェンスラインの枚数です。

4枚で来るのか。それとも3枚なのか。

実際のところフロンターレはフォーメーションが予想と変わることが多々あるので全くわかりません。

ただ一方で鬼木監督の意志が強く反映される部分なのかなと思います。

札幌には都倉選手というエアバトラーがいます。

エアーバトラーといえば、サガン鳥栖の豊田選手が思い浮かぶと思います。

ホームでサガン鳥栖と対戦した時に僕はプレビューでエアバトルをポイントにしましたが、あの時はそこの部分で崩れた印象はありませんでした。

高さの問題は元々ないですし、必要なのはパワーになって来ると思います。

おそらくですが札幌は都倉選手にボールを集めてきます。

まずはインターセプトをしっかり狙っていくところに加えて、ボールフォルダーに対するプレッシャーが重要になります。

ここで断ち切れればいいですが、そんなに甘くはありません。

ここ2戦とも引き分けですし、鬼木監督は勝ちに行くと思います。

″攻めに行く″なら3バックを使って攻撃の枚数を増やします。

ただ、″守りつつ攻めに行く″なら4バックになります。

田坂選手の復帰というのがとても気になるところです。

ACLのスタートのままいくなら田坂選手が最初からピッチに立つことになりますし、サイドの厚みは攻守で増します。

登里選手もいますし、ディフェンスラインに関しては怪我人の影響が減ってきたかなと思います。

果たして鬼木監督はどのスタイルを見せてくるのでしょうか。

2.負傷の心配がなくなった鄭成龍。今節も川崎ゴールを守り抜く。

広州戦。

鄭成龍選手がいなければ試合自体が破綻していたかもしれません。

相手チームには名前の通っている選手が多いですし、一個一個の個人技に関しては本当にレベルが高いなと思いました。

日本のチームは海外のチームと違って「個」よりも「チーム」を優先している。

という話を前にどこかで見かけたことがあります。

この試合もフロンターレは「チーム」で戦いに行っていました。

はっきり言って、「個」で真っ向勝負を仕掛けたらかなり難しいものになるはずです。

日本同士の戦いならこれがよく分からない訳ですから、ACLなどの海外のチームと戦える機会は本当に大切です。

そんなフロンターレですが、唯一「個」で戦っている部分があります。

それが鄭成龍選手です。

鄭成龍選手は浦項スティーラース、城南一和天馬、そしてACLのグループリーグで同組の水原三星ブルーウィングスと日本人の人達でも知っている名門チームに在籍してきました。

城南一和天馬時代にはこのACLでチャンピオンにもなっています。

それ以外にも、ワールドカップに2大会連続出場中ですし、選手としてはとても素晴らしいと思います。

現に韓国代表ですし、本当の国際舞台を知っている貴重な選手です。

リーグ戦では「ここで止めれるのか」と関心してしまうくらい素晴らしいセーブをしますが、対外国人選手ではそのすごさがより増します。

前節、ドゥドゥ選手との接触によって負傷交代を余儀なくされてしまい不安要素が残っていましたが、もうその心配はありません。

しっかりとゴールに鍵をかけてくれると思います。

3.トップ下で広州戦に出場したハイネル。新しい場所で見つけたハイネルの強み。そして中村憲剛との関係性。

サイドでの起用がほとんどだったハイネル選手。

広州戦では90分間トップ下として戦い抜きました。

僕の個人的な見解としては、サイドでやっている時よりも真ん中の方がのびのびプレーできているのかなと思いました。

おそらく、プレーできる幅に大きな差があるからだと思います。

例えば、右サイドで説明をすると前・後・左のように得意のドリブルを仕掛けられる向きに制限がかかってしまいます。

真ん中でプレーすることで四方八方どこへでもドリブルを仕掛けることが可能ですし、ワンツーなどやラストパスといったこともしやすくなります。

今節もトップ下で出場となったら、注目すべきは中村選手との関係ですね。

ネット選手が基本的に後ろの組み立てに入るとし、中村選手は少し前のところでプレーします。

いかにボランチの中村選手とトップ下のハイネル選手が近い距離感でできるのかは大事な部分ですし、攻撃に多く時間を使いたいなら”動かす”中村選手と”進む”ハイネル選手の良いコンビネーションに期待です。

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