第11節 ジュビロ磐田戦プレビュー

見事、ACLを6戦中2勝4分の無敗でグループ1位通過を決めました。

観に行ってましたが、この試合も見ていて楽しめる試合だったと思います。

ただ、終盤にかけて″持っている″だけの展開だったのでそこは修正しなくてはなりません。

さて、今回は3つに分けていきます。

〈目次〉

1.『ネットとリョウタと自分が真ん中にいればこういう試合になる。』(中村憲剛)イースタン戦で復帰の中村憲剛。彼が戻ってきたことによる大きなメリットとは?

2.イースタン戦で負傷した小林悠の出場は不透明。ワントップに誰が入るのか。

3.得点をして守備も完璧にこなす奈良竜樹はスタメンを奪えるのか。気になるセンターバックは誰を使ってくるのかがポイント。

以上の3つです。

それでは!

1.『ネットとリョウタと自分が真ん中にいればこういう試合になる。』(中村憲剛)イースタン戦で復帰の中村憲剛。彼が戻ってきたことによる大きなメリットとは?

公式戦2試合を欠場していた中村選手が戻ってきました。

彼がいることで生まれるメリットは数多くあります。

1つは真ん中での勝負の質が変わるというところです。

フロンターレは真ん中で勝負してなんぼ。

というチームです。

当てては散らしてを繰り返すことで相手の守備陣形を崩すことができますし、マークもしにくくなります。

トップ下に中村選手がいるとこれがスムーズにでき、かつ広範囲に展開することができます。

『中を優先しつつ、サイドが空いていた。そこの使い分けをしていた。』(大島僚太)

ある程度中ではボールを取られることが少ないのでそこでどんどんリスクをかけていければというところだと思います。

サイドの選手は受けるのが上手い選手なのでしっかりパスをすれば通せることができるという点はかなりいい条件ではあるのかなと思います。

ただ、中村選手は『相手も真ん中を締めてくるなら、サイドを攻めればいい。サイドが開ければ、また中に戻して、サイドバックを使ったりすればいい。特に難しいことはしていないし、いつも通り。』とあくまでいつも通りということを強調していました。

本来あるべきサッカーですし、継続が大事だと思います。

中村憲剛という絶対的選手がいることはフロンターレに安心感を与え、相手には恐怖を与えます。

そして、リーグ戦で連勝するために″いつも通り″にやればいいだけです。

2.イースタン戦で負傷した小林悠の出場は不透明。ワントップに誰が入るのか。

前半20分に負傷交代を余儀なくされた小林選手。

詳しい内容は公にされていませんが、欠場か否かは不透明というところだそうです。

ただ、鹿島戦に間に合うという情報がありますが、それが正しいというわけではありません。

おそらくですがこのジュビロ戦は欠場となるでしょう。

ポイントになるのはワントップ。

ここに誰が入るのか。

注目はやはり阿部選手。

以前も書きましたが、彼がワントップに入ると前線のプレッシングが活性化します。

これは相手を【はめる】そして【蹴らせる】ということに繋がります。

蹴らせれば拾える力がありますし、その後にすぐ攻撃を開始すれば得点に繋がります。

昨季なら長谷川選手の名前を挙げていましたが、サイドで結果を出している長谷川選手を鬼木監督はワントップの位置で起用はしてこないと思います。

『ユウが抜けてしまったのは残念だが、みんな自分たちの形を知っている。』(ハイネル)

キャプテン兼エースがいなくてもやることは変わりません。

ただやるだけ。

そして勝ちに行くだけです。

3.得点をして守備も完璧にこなす奈良竜樹はスタメンを奪えるのか。気になるセンターバックは誰を使ってくるのかがポイント。

正直鬼木監督はかなり悩んでいると思います。

開幕前や開幕直後は怪我人の大量発生で”人手不足”という状況に陥ってましたが、怪我人が徐々に戻りつつある状況の中でセンターバックの層は特に厚くなったと思います。

センターバックを主戦場とする選手で怪我をしているのは井川選手と舞行龍選手の2選手です。

ただ、センターバックの数は多くても2枚。

3バックの場合はまた異なりますが、基本的には2人が試合に出場しています。

谷口選手はおそらくスタメンは外れないと思います。

理由としては、このサッカーをしっかりと理解している。

というところが一番だと思います。

それに加え、【谷口&○○】というセットがほとんどというのもあります。

昨季、谷口選手はサイドバックなどをやっていた時期がありましたが、やはりセンターバックでのプレーが一番しっくりきていたと思います。

では、誰がもう片方に入るのかというところがポイントだと思います。

試合で得点を奪っている奈良選手。

そして新潟戦で復帰したエドゥアルド選手。

2人とも全く違うタイプのセンターバックですし、相手の特徴によっては上手く組み替えることができます。

新潟戦はエドゥアルド選手がフル出場し、完全復活を遂げています。

試合を締める時には奈良選手ではなく武岡選手を起用していましたし、前節のようにいけば今回もエドゥアルド選手を起用すると思います。

ただ、両選手とも素晴らしい選手たちですので鬼木監督がどう判断するのかはまったく読めません。

果たしてどうなるのか。

鬼木チョイスはいかに。

(RYUJI ICHIYA)



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