第11節 ジュビロ磐田戦レビュー
フロンターレはこれで公式戦3連勝に加え、3戦とも全て完封に抑えました。
やはり勝ちが続くということはチームにとってものすごい良いことです。
良くなかった時期があって今がある。
なにもかも積み重ねです。
トンネルを抜ければそこからは勝ちを続けるだけです。
さて、今回は3つに分けて行きます。
〈目次〉
1.『前半の途中ぐらいから間にボールも入るし、行けるかなという感覚はあった。』(中村憲剛) 前半の前半は磐田の時間。そこを我慢できたからこそ敵地で奪えた勝ち点3。
2.『ユウ君に限らず最近誰が持ってもいいタイミングで動けるようになってきたし、その動きを見て使ってくれるようになってきた。いい関係性が作られてきていると思う。』(阿部浩之)またも勝利を引き寄せたのは阿部浩之。積極的な前線からのプレッシング、惜しまないフリーランニング。全てが兼ね備えられている″万能型″。
3.守りきることの大切さ。粘り強く耐えて最後に仕留める。新しい形。
以上の3つです!
それでは!
1.『前半の途中ぐらいから間にボールも入るし、行けるかなという感覚はあった。』(中村憲剛)前半の前半は磐田の時間。そこを我慢できたからこそ敵地で奪えた勝ち点3。
この試合、序盤は本当に相手のペースでした。
狙いとしてはわざと中にクロスを入れてその跳ね返しをねらったり、コーナーキックを狙ったりと理由は色々あったと思います。
正直、この時間帯を耐えれたことが勝利に繋がったのかもしれません。
『ジュビロさんも力のあるチームで、立ち上がりに危険な場面があった。ただ、徐々に自分たちのリズムでサッカーができるようになったと思う。』(エドゥアルド)
とエドゥアルド選手は手応えがあったと言っていました。
徐々に自分たちのペースになり出してきて、チャンスは一気に増えたと思います。
エリア内に何回も侵入できていましたし、『タイミングや意図が合っていたシーンもあって、あと少しという感じだった。』(阿部浩之)あと一歩というところで合わせられたなかったのは課題ではあります。
先制点の部分は理想的と言えば理想的だったかもしれません。
繋いで自分たちのリズムにしてからラストパスで点を取れたのは自信を持てると思います。
やはり、フロンターレはああいう点の奪い方をしなければいけないなと思いました。
結果的にロスタイムに長谷川選手が仕留めましたし、耐えて締めるというのが出来てきているのでそこは継続したいところです。
2.『ユウ君に限らず最近誰が持ってもいいタイミングで動けるようになってきたし、その動きを見て使ってくれるようになってきた。いい関係性が作られてきていると思う。』(阿部浩之)またも勝利を引き寄せたのは阿部浩之。積極的な前線からのプレッシング、惜しまないフリーランニング。全てが兼ね備えられている″万能型″。
ここ3試合、阿部選手の活躍はチームトップと言っても過言ではありません。
ACLのイースタン戦ではゴールはなかったものの様々な部分で貢献していました。
この試合でもきっちり先制ゴールを奪い、チームを楽にしてくれました。
鬼木監督は『トップのポジションでもサイドでも、サッカーの個人戦術というものがしっかりあるので、どこにおいても良いパフォーマンスをしてくれています。』とその″万能性″について語っていました。
たしかに、阿部選手はどこで出ようがパフォーマンスに変化はなく、高水準でプレーをしています。
本人も『ユウ君に限らず最近誰が持ってもいいタイミングで動けるようになってきたし、その動きを見て使ってくれるようになってきた。』とやっと周りと合ってきたことを強調していました。
何度も書きますが、彼のプレッシングの強度は尋常ではありません。
後半の終盤に差し掛かってもしっかりと追いかけますし、守備も戻ってきて積極的にチームの力になろうとしてくれています。
そこはかなり大きいのではないでしょうか。
前線の選手があれだけ守備に参加してくれるのは守備陣からしても助かっていると思います。
『前線から集中切らさず追うことができた。自分としてはチームが楽になることだけを考えている。前の選手が動けば全体が楽になる。』(阿部浩之)
フォー・ザ・チーム。
阿部選手はこれを体現していると思います。
連勝の中心には阿部浩之。
彼がいます。
3.守りきることの大切さ。粘り強く耐えて最後に仕留める。新しい形。
序盤は完全に相手のペース。
ですが、流れはこちらに傾きました。
先制点を奪い、完全に流れはフロンターレになりました。
ただ、後半のロスタイム。
少し押された展開になっていたのは事実です。
そこでしっかりと押さえれたのは本当に粘り強くなったと思います。
『我慢できるチームになってきていると思います。そこはJリーグもそうですけど、ACLも含めて戦っているので、そういうところで力強さが出てきているのかなと思います。』(鬼木監督)
清水戦のロスタイムに追いつかれたのは記憶に新しいはずです。
やはりあのように追いつかれては上位に行けません。
だからこそ、この試合のとどめの一撃は大きかったと思います。
ロスタイムに離せればほぼ勝利は手の内です。
強いチームになればなるほど後半ロスタイムまでどうなるかわかりません。
緊張感を持ちつつ、そして仕留めに行く。
ここが必要になってくると思います。
『次は鹿島戦なので、自然といい準備をして臨めると思う。』(中村憲剛)
鹿島戦でもこの我慢強さを押し出して行きたいところです。
(RYUJI)
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