1分で読める 小林悠 ミニコラム

15得点。これは川崎フロンターレの今季個人トップの得点数である。本来ならば、チームに1人しかいないはずの記録だが今季は2人いる。大久保嘉人と小林悠だ。
大久保は3年連続得点王として3年間チームのトップでもあり、リーグのトップとして君臨し続けてきた。だが、大久保は今シーズンここまで15得点と従来のようにコンスタントに点を取ることが出来ずに苦しんでいる。そんな中、その悪い流れを小林が払拭してくれた。
今季は自己最多得点記録を更新し、大久保と共に得点ランキング3位タイ(日本人トップ)に位置付ける小林だが、そんな彼は今季開幕前に強い決意を表していた。『しっかり年間を通して試合に出られれば』と前置きをしつつ『15点以上取れる自信はあります』とそんな目標をたてていたが既に現時点でクリアしている。まさに有言実行である。
例年、怪我に苦しんできたが昨年は怪我が度重なり中々試合に絡むことができなかった。一昨年は30試合に出場したが昨年は18試合と数字がその辛さを物語っている。今季、昨年の悔しさを晴らすように得点という形でリベンジしているように見ることができる。
リーグ戦は残り4試合で得点ランキングトップのレアンドロが持つ19得点まで残り4得点差だが、まだまだ逆転の可能性は0パーセントではない。
大久保を越えるチャンスである今季、小林は"好調"を維持し相手のネットにボールを突き刺し続ける。
(I.RYUJI)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?