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第2期Σリーグで感じた悔しさの正体

先日、ぽんてんLv47のおつかれ様会も無事終わり、これにて私の第2期Σリーグでの活動は全て終了した。

ここからは第3期Σリーグ『麻雀以外麻雀じゃないの』の一員として優勝を目指していくことになる。


ふみきゅん指名ありがとおぉぉぉ!!


私が第3期も参加することを望んだ理由の1つに、第2期で味わった悔しさを晴らしたいという思いがある。

ただその悔しさの原因が何なのか、いったい何を起因として湧き出ている感情なのか、実は自分でもハッキリと断定できていない状況だった。

恐らく、優勝できなかったこと、そしてシーズンを通してななないに圧倒的強さを見せつけられてしまったこと、この2つなのだろうと最初は漠然と考えていた。


しかし、じゃあ第3期でななないと直接対戦して勝ちたいという思いが強いかというとたぶんそうでもないんだよね。

もちろん対戦するなら勝ちたいんだけど、目指すのはあくまで優勝であってその為にななないとの直対に勝つことは必須ではない。

だからななないに対する執着心とかはほとんどなくて、自チームが優勝することで結果的にそれがななないへのリベンジになると考えている。
目指すのはあくまで自チームが優勝すること、だ。


ではこの悔しさの正体は第2期で優勝できなかったことに起因するのだろうか。
もちろんそれもあるんだろうけど、でもそれだけじゃないと思う。

それは私が感情の類よりも理屈とか現実とかを軸にものごとを捉える性質を持った人間だから。

12チームが参加するリーグ戦で自チームが優勝する可能性は高くない。
優勝できないことの方が圧倒的に多いのは言うまでもない。

つまり、発生率の高いことが順当に発生したということ。

もちろん参加する以上は優勝したいという強い気持ちで臨んでいるし、優勝できなくて全く悔しさを感じないほど冷めてるわけでもない。

でも、元々優勝できることの方がレアケースであるというものに対し、それが達成できなかったとして今持っているほどの強い悔しさを感じる人間ではないというのも自分で分かっている。

だから、今私が感じている悔しさの根幹にあるのはななないに対する思いでも優勝できなかったことへの思いでもないのだ。

ではいったい何なのか…自分でもよく分からないまま日々を過ごしていたのだが、その正体を認識するきっかけになる出来事があった。



ところで話は変わるが、先日Mリーグのファイナルシーズンが終了しパイレーツが見事優勝を果たした。
私の推しのドリブンズは準優勝という結果だった。

そのファイナルの中で、パイレーツの優勝を決定づけるような節があった。
それが全8節中第5節でのパイレーツの2連勝である。

元々首位だったパイレーツが2連勝し、2位だった風林火山が2ラスしたことで一気に優勝確率が跳ね上がった。

恐らくこの時点で90%以上はパイレーツが優勝すると言ってもいいポイント状況になっていた。

私はこのときΣリーグのファイナルを思い起こしていた。

ファイナル第3節、首位ななないになんとか喰らいつくべく私は1試合目に登板した。

第3節開始時

ここでななないとトップラスでも決められればまだ優勝の可能性は十分残せる、そんな状況だった。

しかし、現実はななないにトップラスを決められるという最悪の結果だった。

この節は2試合目もななないにトップラスを決められ、ななない優勝の可能性がかなり高くなったそんな節だった。

第3節終了時

2試合目も、と言ったが実際には1試合目で私が負けた時点で優勝はかなり厳しいものとなってしまっていた。

言うなれば私がぽんてん優勝の可能性を潰す決定打を放ってしまったというわけだ。

とはいえチーム全員で力を合わせてここまで戦ってきたのだ、ここで私一人がどうこうしていればという様な傲慢なことは思わない。

それに麻雀というゲームの性質上どんなに頑張っても最悪の結果になってしまうこともあるから、チームのみんなに申し訳ないというようなマイナスの感情もない。
私は全力を尽くした。

それでも、チームの誰かがこの役割を負わなければいけないのならそれが私で良かったと思う。

そして、マイナスの感情はない、と言っても悔しくないわけじゃねぇんだ。

少なくともMリーグで似たような状況を見たときに思い出してしまうくらいには悔しさは胸に刻まれている。


このとき、ようやく自分の持つ悔しさの正体が分かった気がした。



でも、それだけじゃなかった。


またMリーグの話に戻るが、パイレーツの優勝が濃くなった後も私は推しのドリブンズを応援していた。
優勝が厳しくても、一つでも上の順位を取れるよう選手が全力を尽くす姿を見せてくれるのだから応援する気持ちは変わらない。
当然だ。

でもきっと、仮に最後の最後まで優勝の可能性があるようなポイント状況のときと比べたら気持ちの入りようはもっと違うものだったと思う。

それはそーだと思う。
恐らく多くの人はそうなると思っている。


つまり、だ。
もし私の登板試合で優勝の可能性をまだ残す試合結果にできていたら…きっと見ている人たちの気持ちをもっと盛り上げることができていたはずなのだ。

私は先に述べた通り、普段は感情よりも理屈で行動する人間だ。
だからこそ、こういったリーグ戦の結果で感情が動くことをとても楽しんでいる。

普段、感情を動かすのが苦手だからこそ、そんな人間の感情をも動かしてくれるリーグ戦が大好きなんだ。

だから、だからこそ見ている人たちが最後の最後まで手に汗を握るような展開にしたかった。

他のチームが抜けてしまうような状況にしたくなかった。

最高に興奮できる試合を見せたかった。



きっと私が感じてる悔しさの根幹にあるのはこれなんだとようやく気付いた。


もちろん、試合中は見ている人を楽しませたいなんてことは考えていない。
というより卓内情報の取得、整理でもういっぱいいっぱいなので卓外のことを考える余裕なんて微塵もない。

それに、やれることは結局目の前の試合に集中して打つだけ、もっと言えば試合開始までに自分の実力を少しでも高めることくらいしかできない。

見て面白い試合になるかは、やれることをやったあとの結果でしかない。
面白い試合にすることが目的ではないから。


であれば、第3期に私ができることは試合までに少しでも自分の実力を高めること、そして試合が始まればただただ集中して打つこと。
きっとそれだけなんだと思う。

でも、やるべきことが分かってるならただそれをやるだけ。

今期の【麻雀以外麻雀じゃないの】の麻雀で一人でも多くの人の感情を動かせるように、一人でも多くの人に応援してもらえるように。


−終−





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