ケシカスくんのシーフードカレーヌードルを食べた

ケシカスくんはコロコロコミックで連載しているギャグ漫画である。連載開始は2004年で現在も連載中の長寿作品だ。
コロコロキッズのガキの自分も大好きな漫画で、初めて自分のお小遣いで買った漫画単行本もケシカスくんだった。

数ある印象的なエピソードの中にこんな話がある。
その日、ケシカスくんと持ち主のボウズくんは家で留守番をすることになった。玄関で両親を送り出した瞬間、2人は普段はできない贅の限りを尽くす。
1日中ゲームやり放題という馴染みのある行為に始まり、昼食にはカレーヌードルとシーフードヌードルを混ぜたシーフードカレーヌードルを、デザートには風呂おけいっぱいのフルーチェ(フローチェ)を食べるなど次第にエスカレートしていく。
最後は帰ってきた親にめちゃくちゃ怒られたかどうだったか。

最後に読んだのは10年以上前だから正直細かい部分は覚えていないがこの2つのカップヌードルを混ぜ合わせるという比較的現実味がある暴走をいつかやってみたいとずっと思っていた。

そして2021年、日清食品から2種の味が合体したカップヌードルスーパー合体が発売され、ラインナップにはシーフードカレーがあった!
が、近所に全く売ってなかったので結局自分は食べることはできなかった。ちなみに2008年にもシーフードカレー味が期間限定で発売されていたらしい。

ということで特になにかきっかけがあったわけではないが突然頭がおかしくなったのでカレーヌードルとシーフードヌードルを混ぜ合わせる最も原始的な方法で長年の夢を叶えることとなった。いいだろGWだぜ。

味が薄くなるのを防ぐためにお湯は少な目に、麺が伸びないように時間も少し短めで2つのカップヌードルを作る。そして、大き目の器に移し替えて完成。

……多いな?
シンプルに量が2倍になるわけだから当然なのだがどんぶり並々にせまる麺を前にして言い知れない不安さえ感じた。
通常サイズのカップヌードルが満腹にはならない少しの物足らなさを感じる量だから完全に油断していた。ミニサイズを使うということも考えたが最寄りのスーパーでミニサイズが110円、通常サイズが120円で売っていたので貧乏性が発動した結果がこれだ。

食べた感想としてはまあ別にこんなもんだよなといった感じで特に感動とかはなかった。味のベースはカレーでシーフードによって少しマイルドになった感じ。

多分二度とやらないけど今回試してよかったと思えた。
期待していたほどのものではなかったけれど気分はすっきりした。

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