「無駄」という言葉が嫌い

会社の先輩がよく使うんです。この言葉。

私は、IT企業のSEをしているのですが、教育担当の先輩が、「無駄」と「ダメ」という言葉をめっちゃ使う人なんですよ。その先輩は、十数年目で頭がよくてプログラミングがとてもできる先輩です。

私は入社一年目の、右も左もわからない新人なのでよく質問するのですが、
「これをしてはダメ」「この作業は無駄」とか、いちいち私の心にとげをさすような言い方で返してくるんです。
悪気がなくストレートな物言いをする人だとおもうので、いちいち落ち込まないようにしてるのですが、「無駄」という言葉には引っかかります。

あんまり考えたことなかったんですが、
自分は「無駄」という言葉が嫌いなんだとおもいます。
無駄って言われたら、今までの自分のすべて否定されたような気持ちになるからです。

無駄という言葉を辞書で調べてみました。

役に立たないこと。それをしただけのかいがないこと。また、そのさま。無益。

「無益」ってつらいですよね。何も利益がないってことだから。

人の行いで何も残らないことってほとんどないと思うんです。
例えとしてあってるかわからないけど、一生懸命勉強したけど、資格試験に合格できなかったとして、今までの勉強が無駄だったとは私は思わないです。
勉強を通じて得た知識や、粘り強く勉強したという自信、資格を取得したいと思ったこと自体、自分を少しでも向上させたいと思って行動した、誇るべきだと思います。

確かに無駄なことはないほうがいいのかもしれないけど

確かに、世の中には本当に無駄なものはあるのもわかります。
実際、自分は浪費癖があるのでお金の無駄遣いで反省してばっかりです。

たしかに、仕事は自分のためではなく会社の利益のほうが大事なので、私的な私的な感情より、無駄なことを減らすことが大事なのは重々わかります。

わかる、わかるけど、
そんな簡単に無駄と切り捨てないで、もっと自分の考えに耳を傾けてくれてもいいんじゃない?

もしかしたら、無駄だと言って切り捨てた中に、大切なことが紛れているかもしれないんじゃないかな。

どれだけ仕事で無駄を減らせと言われても、
自分の生活のなかだけでも、無駄なことも、有益なものとして一緒に大切にしていきたい。



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