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栗原陵矢 開幕3連戦を終えて

キャンプオープン戦と結果が出ず、どうなることやらと迎えた開幕だったが、この3連戦は.455(11-5)2本塁打と最高のスタートを切った。たった3試合だが今年のアプローチについて気になった事を書こうと思う。

今は状態が良いだけの可能性もあるが、noteに書いた課題について少し変化が見られた。

真っ直ぐ、特にアウトローの対応はポイントを入れすぎてファールにしかならなかったが、ポイントを前に置き、特に追い込まれてからは片手で払うような打ち方をしており吉田正尚がよくやるアプローチに近づけている印象だった。

追い込まれてからの対応は、ファールにしかならない打ち方、右足がロックされ体が回転しきれず着払いになるのが解消され、変化球を頭に入れながらポイントを少し近づけるのは変わってないものの、自分のスイングの中でファールで逃げる、タイミングが合えばヒットに出来る状態に変化していたように見えた。実際に栗林級の真っ直ぐを投げる北山に対して追い込まれてからのインストをカットしながら四球をもぎ取ったり、河野のスラット2球空振りした後の初めてきたインストにも反応してファールで逃げ、内野安打を放つなど内容の濃い打席が見られた。


また去年は基本真っ直ぐからの変化球対応だったが、今年は狙い球を定める、より割り切って打席に入っているように見えた。開幕戦の伊藤大海との対戦では、前のグラシアルが全球スライダーで打ち取られたのを見て狙ったのか、2球ゾーンの真っ直ぐに全く反応しなかった。結果裏をかかれて追い込まれ打ち取られたが、今年はボヤッと待つのではなく相手投手の各球種の出来、配球を読みながらのアプローチが期待出来る。

2戦目の2回裏先頭で迎えた打席では、長打を狙っていたとコメントしており、変わったばかりの投手のファーストストライク真っ直ぐを、変化球であればどこでも振ってそうな、いつもより更にポイントを前にしてホームランを放った。3戦目の追い込まれて浮いたフォークをホームランといい、今年も状況に応じた打撃が期待できそうな内容だった。

村上に左手の使い方を教わったりと、代表経験や貪欲に人の意見を聞こうとする姿勢も良い方向に向かっており、とても楽しみになる3連戦でした。





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