「良い保育」とは何かは明確に言うことが出来る

はい、みなさんこんばんは!男性保育士のRyU先生です。

保育士や、保育士を目指す人が日頃の保育にちょい足しできる、知識や技術、心構えを解説する『保育ちょい足し』第2回目です。

ずばり、「良い保育」とはなんぞや?について、ばしっと解説していきます。

では、さっそくいってみましょー!

良い保育とは明確に決まっている

良い保育とはどんな保育ですか?と問われて、あなたは答えることができるでしょうか?

さっそく結論からになりますが、良い保育とは悩むまでもなく、

子ども達が安全に安心して過ごせる保育です。

子どもたちからしても、保護者からしてもこれ以上の保育はありません。

保育士の方も、これから保育士を目指す人も、絶対に忘れてはいけない保育の大原則です。

目次

安全と楽しさを同じ土俵で比べてはいけない

ただ「良い保育とは安全で安心な保育だ」と説こうとすると、「安全安心なんて当然のことだ」とか、「安全ならつまらなくても良いのか?」なんて声があがるかもしれません。

これも、明確に返答することができて、

子どもたちの「安心・安全」と、

子どもたちにとって「楽しい」、「つまらない」であったり、「興味が湧く」、「湧かない」ということとを同じ土俵で考えるものではない。ということが言えます。

安心安全はご指摘の通り、当然のことです。

それができる知識と技術を持っていると認められているからこそ、私たちは国家資格としての「保育士資格」を有することを認められています。

ですが保育士は、その当然を守ることに、子どもたちとの生活のほとんどの時間を費やしています。

その当然を意識していても、避けようのないハプニングや、不注意からくるアクシデントで、子どもたちがケガをしたり、ヒヤリとするような場面はどうしても0にすることはできません。

人が人を見る以上は、どうしても危険やハプニングはつきものです。

そこに更に、子どもならではのケガや病気、ハプニングやトラブルにも気を配らなければならないのですから、

1日1日を無事に過ごせることの本当の価値を、私たちは見失ってはいけないなと思います。

「楽しさ」は「安全」だからこそ感じられるもの

保育の中で、子ども達にとって刺激的な体験や、興味をそそられる活動というのはとても重要です。

多感な時期、心身の様々なものが急激に伸びる大切な時期に、良い経験をさせてあげることは凄く大切なことです。

なので、つまらない保育設定よりも、楽しい保育設定の方が良いということは言うまでもありません。

ですが、「安全な活動」よりも先に「楽しい活動」を目指すのは、保育士としてリスクヘッジの視点に欠けるものです。

なによりもまずは、安全な活動と安心出来る配慮があって、「楽しさ」や「珍しさ」、「刺激的なこと」というのは後から装飾していけば良いものだからです。

どれだけ楽しい経験をしても、クラスの中で1人でもケガをすれば、それは成功とは言えませんし、良い保育という評価もできません。

自分なりの保育、先進的な保育をしたい!という心意気は大切で、それも無くさずにずっと育み続けて欲しいですが、

まずは、安全安心な環境設定を作って、その上でどう工夫したら「より楽しくなるのか?」、「より刺激的な体験をさせてあげられるか?」という視点で保育設定を考えて見てほしいなと思います。

楽しい活動を決めてから、リスクの大きいものを排除していくような保育設定の考え方はしないで欲しいと思います。

安心安全を第1に楽しさをちょい足しできる保育士になろう

今回は、良い保育とはなにか?

このことについて、本質の部分を改めて解説しました。

この記事を読んだ感想が「けっきょく当たり前のことしか言ってないじゃん、分かってるし」なら、それで良いのです。

そのまま、これからも子どもたちの安心できる保育を続けていってください。

でも、もし、「楽しさ」や「物珍しさ」にばから保育の目的が寄ってしまっていたり、

まさかいないとは思いますが、「上司に評価される保育とはなにか?」なんて視点で、保育設定を考えているような人がいれば、

ぜひ「良い保育とは、子ども達が安心して安全に過ごせる保育」であるという本質を思い出して、明日からの保育で実践して貰えたらと思います。

では、今日も一日お疲れ様でしたー!

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保育士りゅう先生

 保育士りゅう先生(「RyU先生」で子育てに関する記事の執筆を依頼を受けてしていました)

 保育現場で5年間正職員として働き、学生時代やライター活動時にも子どもとの関りがあるアルバイトをしていました。

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