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vs名古屋グランパス戦を終えて

 こんにちは。
 昨日8月13日は、明治安田生命J1リーグ第23節名古屋グランパス戦が豊田スタジアムにて行われました。
 
 上位の神戸、横浜FM、名古屋、浦和と直接対決を残している鹿島はその上位対決第一弾となる相手として、名古屋グランパスをアウェイにて挑みました。
 12日土曜日に神戸、横浜FMが共に勝利をしているため鹿島としてはなんとしても勝ち点3を奪い、離されないことが必須条件でした。
 
 そんななか、堅守速攻が武器の名古屋を相手に勝ち点3を持って帰って来れるのか、、、



☆スターティングメンバー

       鈴木優磨  垣田裕暉
  仲間隼斗            樋口雄太
   ディエゴピトゥカ  佐野海舟
 溝口修平  関川郁万  植田直通  安西幸輝
          早川友基
 
 このメンバーで挑みました。安西選手は出場停止明けの出場となり、今シーズン初の右サイドバックで先発出場しました。




☆前半

 コイントスに勝利した鹿島はボールを選び、鹿島のキックオフでスタート。アウェイで上位対決ともあればボールではなく逆エンドを取り、ホーム名古屋にいつもの雰囲気でやらせないということをした方が良かったと思います。(レフリーのコイントスに勝利したチームは、ボールかエンドを選ぶことができ、エンドを選ぶと攻撃方向をそのままか反対方向に攻めるかを選択できる。ボールを選んだ際はそのチームからキックオフが始まる。)
 ですが、前節札幌戦で鹿島12秒での得点もあった通り、ボールを保持して試合をスタートさせることを鹿島は選びました⚽️

 その鹿島はキックオフ直後からビルドアップを中心に名古屋ゴールに襲いかかります。その攻撃に名古屋守備陣も手を焼いていた印象もありますが、それ以上に鹿島攻撃陣のゴール前、そしてバイタルエリアでのクオリティが低くミドルシュートなどを織り交ぜるも得点には至りません。
 前半で幾度もあったセットプレーのチャンスは名古屋のゾーンディフェンスを上手く外すことができず、悉く跳ね返されてしまいました。
 であるなら、何かしら工夫も必要だったのですがそれもなく、迎えた前半37分。
 名古屋の藤井陽也選手のサイドチェンジから味方へと渡りボールはユンカー選手へ。抜け出したユンカー選手がゴール前へとクロスを送り合わせたのは野上結貴選手。先制を許してしまった鹿島は嫌な時間帯での失点をしてしまいました。
 ホームで負けのない名古屋、そして、先制すると負けていない名古屋を相手に追いつき追い越すのは至難の業。
 
 前半はこのまま終了し、リードを許して折り返しました。



☆後半

 鹿島は後半頭から溝口選手に代えて須貝英大選手を投入し、安西選手を左に、須貝選手は右サイドバックへと入りました。
 僕ははっきり言うタイプなのであえて書きますが、岩政監督は勝つための采配と言っていましたが、変えるべきは安西選手だったように思います。前半はむしろ左サイドの溝口選手のビルドアップそしてインナーラップを駆使した攻撃参加はこの試合唯一の攻撃の糸口のように感じました。
 僕自身この後半頭の交代がこの試合を決めたとも思ってます。

 後半も積極的なビルドアップで追いつきたい鹿島でしたがやはり、センターラインは非常に硬い名古屋を相手に鹿島は3バックの横のスペースを上手く使った攻撃をしていきたかったですが、ビルドアップにこだわるが故背後を狙う動きが全くない鹿島の攻撃は停滞を極めます。
 それに並行して前半同様セットプレーのチャンスも工夫なく跳ね返される一方で全くと言っていいほど得点の匂いを感じませんでした😮‍💨
 後半55分には垣田選手に代えて復帰戦となる知念慶選手、67分には樋口選手、仲間選手に代えて荒木遼太郎選手、松村優太選手が投入されました。
 なかでも、荒木選手は積極的にボールに絡みこの試合ここまであまりなかった人と人の間で受ける動きなども入れ、中盤でリズムを作ってくれました。荒木選手に関して言えば周りの受け手と出し手の問題だと思います。もっと荒木選手を信頼して出し手、受け手もプレーしてほしいなと思います。
 
 そしてもう1人孤軍奮闘していたのが、後半82分関川選手に代わって投入された藤井智也選手です🔥ロスタイム含め残り10分少々しかなかったにも関わらず、積極的な攻撃参加で名古屋に2枚のイエローカードを提示させました。自身も貰ってしまいましたが、この試合に勢いをもたらせてくれた選手の1人でした。
 藤井選手もまた、荒木選手同様チームに欠かせない存在であることは間違いありません。ただもっと仕掛けるだけでなく、仕掛けたあとシュートまでをイメージしてプレーしてほしいなと思います。
 
 と、鹿島は数名が孤軍奮闘するも最後まで得点は奪えず上位対決第一弾は敗れてしまいました。




☆総評

 『vs北海道コンサドーレ札幌戦を終えて』にも書いたとおりの結果となりました。セットプレーがダメなら何も出来ないのが今の鹿島の現状です。
 この試合は負けたこと以上に、得点の匂いが全くしなかったことが1番悔しいです。横パスの繋ぎだけなら高校生でも出来ます。今の鹿島は一つできたらもう一つは疎かになる事の繰り返しで、3人目、4人目の動きや斜めのランニング、緩急、長短パスの組み合わせ、予測の動きこれら全てが1つの試合のなかでどれだけ出せるか。
 岩政監督の掲げる相手を圧倒したサッカーというのはおそらくこういう事だと思いますが、今の鹿島を見ると上手く崩すことに執着しすぎるが故、顔を上げてプレーできている選手が全くいません。
 僕が見る今の鹿島はリアクションサッカーでしかないと思っています。常に首を振る選手はおそらくゼロだと思います。

 堅い守備が特徴の名古屋相手に、ゴールを目指すことは大変かもしれませんが、やる事やってて負けてるのなら完全力不足で済みますが、やる事やらない、やろうとしてないなかでの昨日の敗戦は現地までサポートに行った人たちは選手以上にツラいだろうなと😣

 いつまで甘えてるんだと、フロントスタッフ含めちょっと甘えすぎだろという気持ちしかありません。
 
 昨日の敗戦で今シーズンもリーグタイトルがかなり厳しくなりました。この事実をフロントスタッフはどう受け止めてるか。やらなきゃいけない事が山程ありますよフロントスタッフさーん😤📣

 これみてくれてる事を祈ってます。


 言いたいことは沢山ありますが今回はこの辺で。


 ここまで読んで頂きありがとうございました🙇‍♂️