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31の記録199龍物語④

2023/06/05

龍物語④

日にちに余裕があるので

あと3体くらいは編めるかなぁ。、

今度は 公開で募集をした。

すると 4名の方から計5体のご注文をいただいた。

6体+5体=11体

いそがしいーとか

ムーリーとか言って退けたはずなのに

期せずして

サラポから言われた 最初の数

「12体の龍」に近づいてることに気づいて

ぞわっとした。

さて

追加の5体を編もうとしたら

問題が発生した。

オーダーされた色の毛糸が売ってない。

熊本と熊本近郊の系列店の在庫を

調べてもらったがそこにもない。

結局、

メーカーから直接取り寄せることにしたが

到着まで1週間はかかる。

届くまでの間は作業がストップするなぁ

と思っていた矢先に サラポから訊かれた。

「龍のほう、調子はどうですか?」

事情を話すと

「それはなんというメーカーの

なんという毛糸のなんていう色ですか?」

と訊いてくる。

奈良で探してこちらに送るんだと言う。

いーやいやいや、やめてくれと思った。

わざわざ探して送ってもらうのが申し訳ない

という気持ちもあるけれど

本音は

毛糸が入手できないってことに

少しだけホッとしてたんだと思う。

何が怖いか 自分でも知らん。

でも こんなこと、

誰かの分身の龍を編んで

旅行に連れていくなんて、

それに、

連れていく龍たちが

わたしが思ってる数より増えてきてるし

これは手放しでうれしいことなのに

なんだか知らん、

ぞわっと怖かったんだと思う。

これ以上編みたくない。

これが本音だ。

サラポと話し終えて

ふと 一軒の手芸屋さんを思い出した。

古くてこじんまりしたお店だから

期待薄だけど

ダメ元で電話してみたら

なんとフツーに5玉も在庫がある という。

あれだけ探してなかったのに

見つかった。

おかげで、翌日から作業再開できた。

あんなに探してもなかった毛糸が

アッサリ見つかる。

自分がどの波にいるかで

現せたり 現せなかったり するんだよ、

っていうサラポの言葉の通りだった。

(つづく)

#サラポうえだ #壱岐 #龍光大神 #31 #チーム22

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