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ミラクル過ぎた台湾がわたしに生き方を教えてくれた

こんにちは、龍楓子(りゅうふうこ)です。
2025年春に別居をすることを決めた主婦の日記です。

4月に1週間ほどひとりで台湾へ行きました。
下の子の受験も終わるし、
お弁当作りからも解放されるし、
何より一人で海外へ行くというチャレンジがしたかった!

そんな中、台湾で地震があったり、
姪っ子が都内へ引っ越すことが決まったり、
旅行を延期したほうがいいのかな?
そう思うようなことが重なった。

けれども、今回は行くと決めていたし、
誰かに何か言われたとしても
自分の意思を尊重したいと思い、
台湾へと旅立ちました。

幸先よく、台湾観光局のキャンペーンで
NT$5000(約2万5千円)も当たり、
ちょっとしたお小遣いも手に♡
(台湾へ旅行する方はぜひ!事前に要登録‼)

台湾に住む友人に会うことも計画のひとつでしたが、
わたしには他にもやりたいことがありました。

ひとつは現地でホームパーティをすること。
これは日にちだけ決めておいて
詳細は現地で決めようと思っていました。

もうひとつは現地の人から台湾の家庭料理を習うこと。
かしこまった小籠包や飲茶などではなく、
庶民的な料理を習いたい!そう願っていました。

ひょんなことから台中に住むママ(70代)に
お料理を教えてもらえることになり、
台北から足を運んで台中へ向かうことになりました。

ただ、乗りたいと思っていた高速電車はすでに満席。
けれども6時8分の電車に乗りたい!乗れる!
と心のどこかで決めていたからなのか
当日の朝、目覚ましをしなかったのに5時に起床。

そのまま勢いで台北駅まで行き、
駅員さんにどうやって行くのがいいか相談したところ、
6時8分も買えるはずだと言う。

でも昨晩は空きがなかったの~と伝えるが、
券売機で一緒に手続きしに行ってみると、
え!?普通に買えるやん、なんで??

よくわからないけど
無事に買えたからラッキー☆とする。

常に車内は満席状態で降りる人がいてもまた新しい人が座る。
当日にキャンセルした人の分を買えたのかな?
その回転の良さと早朝だというのに高揚した人々を横目に
昨日買っておいたパンをかじりながら考察をしてみる。

あっという間に台中に到着!
駅まで出迎えてくれた友人が一緒に連れてきたのは
今日の通訳をしてくれるという甥っ子くん。
(彼はワーホリで来日しローソンで働いていたらしい)

台中のママのおうちはいわゆる団地の一角。
初めて足を踏み入れる台湾の一般家庭。
日本語のあいうえおのひらがなの表も貼ってある!

玄関はなく、ドアを開けるとすぐにリビングがあり、
靴はドアの前(エレベーターの前でもある笑)に置き、
新しい使い捨てのスリッパを差し出される。

台湾でも靴は脱ぐんだ~
ってちょっと感動を覚える。

キッチンもリビングに隣接されていて
シンクは日本よりも小さいけれど、
2口あるタイプ。

ママも張り切って準備をしてくれていて、
山盛りの野菜はすでにカット済み。
身振り手振りをしながらお料理教室がスタート!

お料理がすごいのは
目で見てわかること!!!!
言葉がわからなくても伝わる!!!!
甥っ子くんに通訳してもらうまでもなかったかもしれない。汗

炒め物に八角をそのまんま入れたり、
クコの実が大活躍だったり、
味付けもシンプルだったり、
学ぶことがたくさんありました。
素材を生かす料理でどれもとても美味しい。

感動もあって
お腹もふくれて
次にやってくるのは当然睡魔しかなく
眠気と戦うわたし。(朝5時起きだったしね←言い訳)

大きめのソファーに座ったら最後
横になりたくて体がどんどん沈む・・・

ママに
「ここで15分だけ寝てもいい?」
そう身振り手振りで伝えると

「ダメダメ!!!」
「・・・わたしのベッドで寝なさい


え!?
今朝会ったばかりの見ず知らずにわたしに
自分のベッドをすすめちゃうの??状態でしたが、
1時間後・・・

「はて?ここはどこぞや?」


見慣れぬ天井をぼんやり眺めながら
ママのベッドで目覚めるわたしなのでした。

目覚めると今度はもぐもぐおやつタイム。
数種類の豆を煮込んだ台湾名物の豆花。
これも手作り、沁みます。

「カラオケは好き?カラオケに行かない?」

いや、行きます!
ぜひ行かせてください!!!

ヘルメットを渡され、
ママの原チャで2ケツして移動。
見知らぬ街を原チャで風を切る自分。

いや、数時間前の自分から全く想像ついてない世界にいるやん。

で、行先はカラオケボックスかと思いきや、
連れてこられたのは地域の老人クラブ。

だだっ広いスペースに
会議室にあるような机と椅子が並び、
おばあちゃんおじいちゃん(推定9:1)がわんさかいる。
どこも女性が元気!

ママも手慣れた手つきで白い紙切れに7桁の番号を書く。
(いつも「大阪しぐれ」を歌うようで番号も暗記済み)

あなたはここから選びなさいと
日本語で書かれたぼろぼろの歌詞カードを渡される。

わぉー、昭和♡
と喜んだのもつかの間、
歌える曲がほぼない・・・・
戦前の曲か???と思うほどの古さ加減。

ようやく小林明子という文字を見つけたときには
心底ほっとしました。

Fall in Love

異国の地で
おじいとおばあの前でこの曲を熱唱する日があるだなんて
いやいや、人生なにがあるかわかりません。

台湾の人っていい意味で垣根が低い。
南国気質も相まってオープンマインド。
日本人が見知らぬ外国人を自宅に招くなんてないもんね。

わたしの母くらいの年齢の女性がミニスカートを履いていたり、
ものすごいド派手なメイクをしていたり、
バスの中で急に筋トレする人がいると思ったら車掌さんだったり、
誰もそれを気にも留めない、咎めない。

日本だったら自分の年齢を考えて・・・とか
周りの人にどう思われるか・・・とか
はたまた炎上・・・とかさ、
そんなことにエネルギーを注ぎがちじゃない?
というかエネルギーを消耗してる。

どっちがいいか悪いかではなく、
自分はどっちが心地いいのかって考えたときに
わたしは完全に南国派だなぁ~と思う。
日本も大好きだけど、ちょっと息が詰まっちゃう。

あ、もうひとつ台湾でやりたかったホームパーティ。
こちらは設定した日は流れで友達と
夜な夜な飲みに行くことになりました。

きっと決め込んで意気込んで
パーティをすることも出来たんだろうけど
なんというか力が抜けているときのほうがうまくいくな、
意図せず完全に流れに任せるだけでいいんだな、
これが今回の台湾旅行での最大の収穫です。

ユースホステルのような宿に宿泊したので
世界各国から旅人がやってくる場所でおもしろいこともたくさん!
この話もいずれまた。

・・・で最後に言いたいことはただひとつ。
Fall in Loveって途中から英語なの聞いてなかったぜ~い!!!



2024年6月21日(本日、東京も無事に梅雨入り宣言)




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