実務で多い失敗例


過去の処分事例のデータでは
業際問題と誠実義務違反が大半を占めているという

まず業際問題がなぜ起こるか?
これは2006年に試験科目から排除された行政書士法についての知識不足が主な原因だという。
確かに試験では触れてこなかった部分だ。

行政書士法を理解し、行政書士としてできる業務を理解する事が重要らしい。
確かに言われてみれば当たり前だけど、適当に業務を開始していたら、他の士業の領域を犯しかねない。
いわば大工さんに塗装されても困るという訳だ

続いて誠実義務違反
これは一般的な社会経験があれば常識レベルだとは思う。誠実に業務にあたり、迅速に処理をする。依頼者を不安にさせないように進捗状況を共有する。ビジネスマンとしては割と普通の事だと思う。
ただ、迅速に業務を処理するために必要なのがやはり実務の知識。ここで依頼されてから書籍を読み漁ったり、役場に電話しまくったり、インターネットで調べたりでは円滑な業務の遂行は期待できないだろう。
それにより処理できる仕事が遅くなると当然時間単価も下がる。そうなれば経営にも影響が出てくる。経営に苦しくなったところに、怪しい依頼者が現れて良い単価で仕事を依頼して来て…
そうならないようにしっかりと準備をしていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?