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#2 忘れ物を振り返って/泖

「わたしに忘れられた物たちの行方考」

及川さん、くろさわさん、こんばんは。
大好きなスイカを食べながら書いています。

では長くなりそうなので、早速テーマに入りますね〜。

わたしは忘れ物が多い人間です。なかでも、小学生時代の忘れ物の質が1番悪かったなぁと思います。

名札やハンカチ・ティッシュを忘れるのは日常茶飯事。宿題もよく忘れましたし、学校へ行くのにランドセルを忘れたこともあります。えへへ。

あと、食べ終わった空のお弁当を小学校に忘れたこともありました。
放課後に友だちと校庭で遊ぶために、式台にランドセルとお弁当をドカ〜ンと置いたのですが、"今日はお弁当を持っている"という記憶はそこまで。

家に帰ってダラダラしていると、当時の教頭先生から母親に電話があったようで「式台のうえに忘れていたお弁当を持ち帰って洗っておきましたのでご安心を」とのことでした。

「いい加減ちゃんとしなさいよ」という母親の目、こわかったです。そのときは人に迷惑をかけてしまったことだけじゃなくて、忘れてしまったお弁当にも謝りたくなりました。

そのお弁当をきっかけに、過去の忘れ物たちに心から「あなたを忘れてごめんね」と思いながら眠ったことを覚えています。

でも、いま。
あれだけ「ごめんね、もう忘れないからね…」と謝っていた〈わたしに忘れられた物たち〉は、わたしの手元にひとつも残っていません。

あの頃使っていたお弁当も、名札も、ハンカチも、ランドセルも、どこかへ行ってしまいました。

たぶん、過去の忘れ物はもっとたくさんあるはずなのですが、忘れた物がどんな種類のもので、どんな柄のものだったのか思い出せないものも、きっとあるんですよね。

もう思い出せないような〈わたしに忘れられた物たち〉は、本当に〈わたしに忘れられた物たち〉になってしまったのです。

いまはどうしているんでしょうね。
ちゃんと実家にしまってあるのかしら。
もう捨てられてしまったかな。
でもたぶん倉庫の中で横たわっているかもしれない。
流れに流れて、意外と近くの人がまだ使ってくれているかもしれないな。

当時はなんとも思わずに使っていたものが、急に恋しくなる。会いたい。使いたい。忘れたい。
いつしか〈わたしに忘れられた物たち〉は「探し物」へと変わったようです。

ひとつ学んだことといえば、「ときめく・ときめかない」だけで断捨離するのは、わたしには合わないってことでしょうか。

いま持っているものを、ひとつひとつ大事に使いたいですね。
サステナブルとか関係なしに、とりあえず十年後のわたしのために。

あと、及川さんの書簡を読んでから「忘れ物」について書いていたら、忘れ物をするって、いまを一所懸命に生きているってことかもしれないなと思いました。

追伸。
及川さん、一昨日も言ったけど、お誕生日おめでとうございます。3人一緒にサイゼで豪遊しましょう!
わたしは急な梅雨明けで不機嫌ですが(夏が苦手)、おふたりとも熱中症には気をつけてくださいね〜

この前くろさわさんと「井上陽水ってすごいよね」と話したことと、今回「探し物」ってワードが出てきたので久しぶりに聴いてみました。

以上、りゅうでした。

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