編入体験談

大学編入の経験を残したいと思ったので適当に書きました。良かったら読んでください。

編入前後の大学

早稲田大学基幹理工学部→名古屋大学経済学部

編入を決意した理由

 高校生の頃は理系科目が得意で、入学後に学科を選択できる点に魅力を感じ基幹理工学部に進学しました。しかし、関心のある専攻分野が見つけられず、授業もつまらなく感じるようになり、

勉強しない→理解できないから余計つまらない→さらに勉強しない

という負のスパイラルに陥っていました。その時、なんとなく政治経済学部の授業をとろうと決断し、マクロ経済学を受講しました。

 この授業が転換点となりました。

 教授の話がなんの抵抗もなく耳に入り、授業が進むにつれ内容がどんどん面白く感じるようになりました。卒業まで魅力を感じられない学問を学ぶよりも経済学部で興味のある分野を専攻したいと思い、大学3年の春、編入を決意しました。

受験校

合格

名古屋大学経済学部、関西大学商学部

不合格

神戸大学経営学部、大阪大学経済学部、横浜国立大学経済学部、東北大学(TOEIC745点で足切り)

「ここの大学に行きたい!」という意思が無く、経済学を学びたいのであれば複数受験が良いと思います。

名古屋大学経済学部(TOEIC・経済&経営に関する基礎問題)

TOEICは出願条件(590点以上)として記載されていますが、過去の合格者の意見を参考にするとスコアがかなり重視されているようです。

経済・経営に関する基礎問題は、年毎に出題傾向がかなり異なります。

関西大学商学部(TOEIC・経済学/経営学/マーケティング/会計学から2科目)

TOEIC(630点以上)

専門科目は上記の内、当日2科目を選択し受験します。問題は個々人で異なり、封筒で配られる独特な形式です。私は経済学とマーケティングを選択しました。マーケテイングは問題2つに記述で解答する形式でしたが、一つが全く分からず白紙で提出しましたが合格していました。何が起こるかわかりません。

神戸大学経営学部(TOEIC・経済学/経営学/数学/会計学/マーケティングから1科目・小論文)

TOEICは100点に換算

専門科目は経済学で受験しました。大問が5つ(計算、記述ともにあり)で、内容はどれも基礎レベルで簡単でした。一つでも落とすと命取りです。(私は2か所ほどやらかしてしまいました...)

経営学、マーケティングの勉強もして臨み、当日問題をみて選択するのが良いと思います。

横浜国立大学経済学部(TOEIC・経済史/経済学から選択)

TOEIC(620以上)

経済学で受験しましたが、ここは毎年妙な出題がなされます。今年は統計を絡めた問題が大問1で出題され、多くの受験者がパニクったみたいです。合格者でも解けていない人が多いようなので、解ける問題を最低限とれれば大丈夫だと思います。(私は大問3で問題文を誤解し芋づる式に間違えてしまいました...)

大阪大学経済学部(英語・ミクロ/マクロ/経済史/会計学/統計学から4科目)

大阪大学は試験科目が多く、記念受験として挑み、あっさり撃沈しました。

例年のミクロ、マクロは割と難易度の高い出題がなされていますが、今年は基礎的な問題でみんな満点近く取れたと思います。併願で受験するには負担が大きいので、きちんと対策すれば合格率をかなり高められると思います。

勉強方法

英語

大阪大学以外はTOEICの提出だった為、7.8.9月の3か月間のみ集中的に勉強し、9月の受験で880点を取得しました。

1.金のフレーズの単語全暗記(アプリを使用)

2.究極のゼミ(Part3&4,7)←苦手なPartを購入

3.公式問題集1~6を2周

経済学

編入予備校に通い、予備校のテキストと参考書を利用し勉強しました。具体的な勉強過程は以下の通りです。

~3月→速習ミクロ/マクロ経済学

4.5.6月→予備校テキスト2周、ミクロ経済学の力、マンキューミクロ/マクロ

7.8.9月→経済学で出る数学、芦屋ミクロ

10月→テキストの間違えた箇所・記述問題の見直し、過去問

色々なサイトを閲覧し、紹介されていた参考書を片っ端から購入していましたが、結局、芦屋ミクロと予備校テキストをひたすらやり込んでいました。

自分に合った参考書を見つけたら、それをひたすらやり込めばよいと思います。その後過去問を見て、わからない部分があればレベルの高い参考書に目を通すと良いです。

最後に...

 編入試験は基礎的な内容が多いので、勉強時間をしっかり確立して参考書を一冊やり込むだけで合格点を取れるラインに到達できると思います。

 授業課題やアルバイト・サークルとの両立は難しく、悩んでいる人も多いかと思いますが、自分が何を優先するべきなのかその都度考えてみてください。自ずと答えは見えてくると思います。

 また、SNSは編入経験者が情報発信をしている貴重な場ですが、同時に多大な時間を浪費しかねない場でもあります。

 自分だけが知らない情報はないか、他の受験者は今何を勉強しているのか、TOEICの点数はこれで大丈夫か、など気になりついつい入り浸ってしまうと思います。

 私自身、SNSを利用して得られた情報の価値よりも、SNSに費やしてしまった時間の価値の方が大きいと感じました。ある程度区切りがついたらアプリを消して勉強に集中できる環境を作る等、うまくSNSと付き合ってみてください。


 こんな文章でも読んでくださった方、本当にありがとうございました。

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