どうやってモチーフを発見するか
今日の13:10から、博士論文の口頭試問がある関係で、土曜日から京都入りして準備をしているんですが、例によってこのプレッシャーがめちゃくちゃストレスで、気晴らしに京都の町並みをスナップしていました。気になったものをさっと撮る感じなんですが、なにかあらかじめ撮るものを決めておかないので、撮ったあとに「ああ、こういうのを撮るんだ」と他人事のように発見する。
たとえば上の写真は、電線を保護する黄色いカバーなんですが、これが何度も出てくる。電線もいろいろでてくる。しかもそれが、植物とのからみの中ででてくる。植物がその葉を伸ばしていくように、電線が伸びていく。電柱はまるで木のようでもある。そういう人工物が自然に見える瞬間に、惹かれる。
その視点で見ると、下の写真など、複数のモチーフがでてくる。金網におさえつけられてビル壁に張り付いている木と、排煙のための配管。そこでタバコを吸う二人。
こうして自分のモチーフを、あとから自分で再発見していく。写真を取るってこういうことなんだと実感した。
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