チップリの暴力を数字として理解する

ファイナルテーブル残り六人の状況でチップリとセカンドチップリのポストフロップについて色々と考察をしていきます。
題材は勉強会で使ったkodamaruさんが優勝した$22 hot のhand履歴を利用しています。
状況を確認します。6位のプライズが確定しており全員が$113が確定しています。計算の都合上、賞金の小数点以下は切り捨てていますが影響はないです。

BTN(2nd)の2bb openにBB(1st)がcallをした状況です。
BTN側はカバーされているのでスタックされると6位が確定します。
このポストフロップでチップ移動が起きた後の各プレイヤーの
スタックのICM的価値はこのようになります。

スタックの価値が等価(直線的)でない状況におけるプリフロップ、ポストフロップについて計算結果から学習する事が目的です。
simple preflopでICMを考慮したレンジを計算してポストフロップについてはPiosolverでICMモデルで計算をしています。この偏りをどのように利用するか。ICMによって戦略がどのように変化するのかを確認します。
MTTでは複雑に状況が変わるので細かい事を突っつくのはあまり意味がないので漠然と理解すれば良いのかと思います。
全ての計算結果は有料記事の最後にリンクがあります。
なんとなくやっていたアクションを計算結果で確認してなんとなくの精度を上げていきましょう。これの積み重ねも重要です。
計算結果が並んでいますが細かい事は無視していいと思います。なるべく簡単に書いていますので初心者の方でも読めばなんとなくは理解できると思います。

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