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Pokerの学習について

最近、ポーカーの学習方法やツールなどについて話題になっているので乗っかって個人的な考えを記事にしようと思います。何か少しでも参考になってくれたら幸いです。
※個人がこう考えているだけです。

学習とは?

子供の頃から様々な形で学習という行為を積み重ねてきた。
将棋や囲碁など他のゲームでもいい。スポーツなども似たようなものだと思う。学習とは積み重ねである。

・学生時代に勉強がよく出来た人がポーカーでも成長が早いのは幼い頃から学習するということがどういう事か理解しているのが大きいと思う。

・中途半端なところで躓く人に多いのは学生時代に要領よく単位を取ってきたタイプ。場面で誤魔化す事が上手かったり、出来たつもりになるのに慣れている。手を抜くことを覚えて地道なことをさぼってしまう。
(自分はこのタイプw)

・学生時代に勉強をしてこなかった人は学習で手を抜く事を知らないから成長速度は速かったりする。

学習に必要なものは様々である。勉強方法はひとつではない。自分に合ったものを選べばよい。他人の真似をしたからと言って上手くいくとも限らない。

英単語を覚えるのに何度も書き取りをして覚えるのが合っている人もいる。
口に出して覚える人もいる。繰り返し読んで覚える人もいる。
目的は覚える事であり手段はなんでもいい。

学生時代もそうだったように

いい塾に通っているからといって成績が伸びる訳でもない。
優秀な家庭教師が成績を上げてくれる事もない。
これらを上手く使いこなして初めて効果が得られる。
漠然と成績を上げたいって通っていても成長は小さいし壁に当たりやすい。

わかったつもり

受験や資格試験が終わった後の参考書を思い出してみてください。
理解できるまで繰り返し使われ付箋や書き込みでボロボロになっていたと思います。
本棚に飾ってあるポーカーの戦術書と比較してみてどうでしょうか?

本を一回読んでわかった気になっていませんか?

わかる、できる、ようになるまで反復練習をする。
これは勉強でもスポーツでも同じだと思います。ポーカーだけが特別でそれをやらないでいい訳はないですよね。

友達のノートをコピーして眺めてわかったつもりになる。
それで試験に臨んでいい結果が出たことがありましたか?
よくモニターの周りに印刷したレンジ表を貼っている人を見かける。
どうせ貼るなら自分が見やすいように自作した方がいいですよね。
写経するのも座学である。
(綺麗に資料を作るのだけは上手い人もいたよね。成績はパッとしない。見せる方に力を入れすぎてもあまりよくない。自分がわかりやすい自分用の資料を作るのも技術である。)

ポーカーの学習も今までやってきた別の事の学習も同じようなものです。
コツコツと積み重ねるしかありません。地道にやっていきましょう。

プリフロップについてもレンジ表を眺めて出来ているつもりの人は多い。
レンジ表通りにやったらそんなスタッツにならない。
わかったつもりになっているだけだ。そこで負けている人が多い。


言語化する

言葉で説明が出来ないってことは理解していないことと同じである。
また言葉で説明する時に思考を整理する作業がある、喋りながら理解を深める事は多い。また理解していない部分に気が付くキッカケになったりもする。
これに関しては人それぞれでしょうけどオンラインでプレイする時はセルフ解説をしながらやるのもお勧めです。

学習方法とは少しズレますが…

ポーカーの上達には同じように上達したいと思っている仲間を作るのが手っ取り早いと思います。議論したり情報交換をする人が多い方がいいですよね。

コーチングについて

闇雲に上手くなりたいってコーチングを受けても簡単に上達するものではありません。
何を知りたいのか?今の課題は何なのか?を明確にした方がいいですよね。
今のレベルにあった学習方法を教わるのもアリだと思います。
プレイを見て貰って課題を提示してくれるような方であればいいのですが単にプレイをあーでもないこーでもない局所的な話をしてもあまり効果がないかと思います。まぁこれも人それぞれなんでしょうが。相性もあると思うし。実際に自分がコーチングした方でも伸びている方もいれば停滞したままの方もいる。
どこの学習塾でも同じですよね。。。

教わる相手は見極めが大事です。間違った事を盲信すると痛い目にあいます。自分もそれで遠回りした経験がある。
盲信した自分が悪いんだけどね。
誰に教わるかもスキルゲーム。

あーした方がいい、こうした方がいいって理由を説明しない人から教わる事は時間の無駄なのでやめた方がいい。
なぜこうした方がいいのかを教わって自分で理解出来たら採用するべき。
全てを説明するのも難しいけど教わる上で重要なのは結果じゃないで過程。答え合わせをしても意味がない。答えが間違っている場合もあるし。

この状況ではこうしておけば勝てる。って原理を理解していないと意味がない。そんな事が通用するのは低レベルなかんきょうだけである。
公式を覚えれば出来るように出来ている問題しか解けないのと同じですよね。応用力がないとすぐに戦えなくなる。

このゲームは単純に見えてとても複雑で全てを覚えるとか人間のする事ではない。

発信する

ポーカーについてSNSなどで発信する。こういう勉強をしている。こういう戦略を考えている。など何でもいいと思います。
発信の仕方は気を付けないと炎上しますが間違った事を発言したらダメな訳ではありません。自分の考えを述べるのは自由です。
間違っていれば誰かが教えてくれるかもしれないし
似たような研究をした事ある人がアドバイスをくれるかもしれない。
交流するキッカケにもなる。
自分はこのノートの記事で多くの事を発信している。中には間違っている事もあると思う。そのお陰で多くの方から声を掛けて貰えるようになった。
いくつかの勉強会や研究会に誘われて参加させてもらってもいる。

これも学生時代の学習と似たような事かと思う。
勉強したことを発表する。それに対して議論をする。

発信しているから得られた学習機会はとても多い。

質問の仕方

色んな人から質問や相談のDMがくる。基本的には全て返信はしている。
質問する前に少しは調べよう。調べてわかるような事を聞いてくる人がいる。「なんでもかんでも人に聞かないで少しは調べる癖を付けた方がいいですよ。」なんて言っても通じないだろうからそのまま答えている。
優しさでもなんでもない。面倒なだけである。

質問する文章を読み返してみて通じるかも考えた方がいい。
何が聞きたいのかわからない質問は本当に困る。

調べ方がわからないから人に聞く。確かに楽である。
調べようとしないからいつまで経っても調べられないのも事実。

ツールの使い方とかはサポートに問い合わせたら教えてくれる。
英語は翻訳ツールを使えば困る事も少ない。(向こうは困っているのかもしれないが一応は通じてちゃんと返事が来る。)

調べ方を教えるのは面倒である。

調べたり、考えたり、自分でやれることをやってから他人を頼ればいい。

全てに全力で対応は出来ないが全力の質問や依頼には全力で応える。って人が多いんじゃないでしょうか。特別なメリットがあればまた別でしょうが。

「これどうしたらいいですか?」
「これをこう考えたんですけどどうですか?」
似たような質問だが回答は変わるよね。
「こうしたらいいんじゃない?」
「俺ならこう考えてこうするかな?」

オンラインサイトについて

PokerStars一強の時代は終わった。GGpokerとKKpokerを合わせて三強になっているんですかね。よくあるサイトのレベル比較の話。
PokerStars>GGpoker>KKpokerのレベル差は今のシステムのままだったら変わる事はないと思う。
PokerStarsをやる人が優れていてKKpokerの人が劣っているという訳ではない。環境が大きく違う。
これについては語り始めると大作になってしまうので簡単に説明する。
また個人の考えなので必ずしも正しいとは限らない。

value bet を打ちました。相手がコールしました。
KKでは相手のハンドが見れない。PokerStarsやGGpokerでは確認できる。
何がコールしてきたのか?わかるかわからないで考える事は変わってきますよね。今後の参考にもなる。
同じようにOOPでcheckしてcheckバックされて勝っていましたって時もKKpokerでは相手のハンドがわからない。
そこをcheckしてくるんだ?とかいう発想にならない。

他にも原因はあると思いますがshowdown時のハンドが見れるかどうか?って特に初心者からしたら考えるキッカケとして大きな問題だと思う。

KKpokerではハンド履歴をトラッカーに入れられない。
アクションを振り返るにもスクショを撮っておくくらい。
単体のアクションを考察することにあまり意味もない。

GGpokerではハンド履歴をダウンロードして面倒だけどトラッカーに入れる事とができる。

PokerStarsでは自動でハンド履歴をトラッカーに読み込めるしHUDも使える。

ハンド履歴からプレイバランスを分析する事も出来る。スポットに絞って検証もできる。それを他の人に見て貰ってアドバイスを貰う事もできる。

他にも理由はあると思います。書いていたらキリがないのですが明確なレベル差は環境の違いというのが大きいのではないでしょうか。

リークの見つけ方のひとつ

自分の長所と短所を理解している人は少ないと思う。ポーカーにおいて弱点もちゃんとわかっている人は少ない。何が悪いのかわからないって人が殆どだろう。何を理解しているのか?何が出来ないのか?
これがわからないと何を学習していいのかわからないですよね。

疲れている時に出来ないことは理解していない事。

よく見かける話。セッションの最初と数時間後でグラフの形が変わる。
具体的に多いのは「最初は赤線が横ばいで途中から赤線が下がり始める」
疲れてないつもりでも疲れて雑になっているんでしょうね。
同じプレイをしているつもりでもミスが増えている。
最初は元気だからミスも少ない。疲れてくるとミスが増える。
ミスをするという事は理解していないという事である。
どんなに疲れていてもAAでレイズする事を忘れない。寝てたら別だけどw

自分の場合は

セッションが長時間になると赤線が下がっていた。ポストフロップをどう調べても変化は小さい。でも何か原因がある。
COとBTNのRFIが下がっていた。なんとなく覚えたレンジ表でプレイをしているから疲れてくるとギリギリのところをfastフォールドしているんだろう。

BTN 2.5bb RFI

レンジの端っこをサボって小さなEVを垂れ流していた。
美しいところは間違えないが96sやT8oの為に待ってられなくなっちゃうよね。つまりレンジを明確に覚えてなかったってことだ。

勉強会や研究会

誘われるのを待っていても誘われるものでもない。議論を交わす間柄から発展していくのが多い様子。誘われないなら自分でやればいい。最初は友達と二人でもいい。少しずつ人を増やしていく感じだろうか。
伸びている若者はこういう行動力があるよね。やり方は色々あると思うけど今はオンラインが主流の様子。

数学

最低限の数学の知識はあった方がいいと思います。
実際にプレイをしている時に計算をする事は少ないし簡単なものに限られます。期待値の概念とかは今は教育課程から外れているようなので独学でなんとなくでも学んでおいた方がいいでしょう。
確率統計について入門書を一冊でも目を通しておくのはお勧めです。

まとめ

学習方法なんて人それぞれだと思う。合う合わないもある。目標も違う。
使える時間やお金も限られている。
自分にあった学習法を自分なりに構築していくのがいいのではないでしょうか?でも本当に強くなりたかったら地道な努力もしないと成長しないですよね。全ての競技がそうであるように。
勉強や部活を頑張っていた人は同じように考えれば簡単かと思います。

以上、最後まで読んでくれてありがとう♪


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